5.1chサラウンドの「本当の魅力」

家電量販店の店頭では、周りの雑音に邪魔されたり、正確な設定がされていない等、5.1chの本当の素晴らしさを実感するには程遠いようです。 特に趣味でない方には、「後ろからも音が出る」程度しか認知されていないようで残念です。

メーカーのカタログでも、「映画館の迫力」などと表現されているのも、誤解の原因と考えています。 ホームシアターで再現するのは、「映画館」という限られた空間ではなく、映画に登場する各シーンそのものなのです。

例えば、DVD映画『ジュラシック・パーク』の、ジャングルで雨の降るシーンでは、スピーカーの存在だけでなく、部屋の広さも忘れ、広大な密林の中で、雨に打たれる錯覚を体験することが出来ます。 音楽DVDの場合、エリック・クラプトンの『アンプラグド』では、ライブ会場にいるような空気感を楽しむ事が出来ます。

5.1chサラウンドの「本当の魅力」は、スピーカーや、部屋の大きさの存在を感じない、映像にマッチした空間の広がりを疑似体験出来る点にあると言えます。 

* DVDに収録されている5.1chサラウンド方式には、『ドルビーデジタル』や『DTS』がありますが、どちらも、シーンに合わせた臨場感が得られるよう、専門の音声編集エンジニアが、完全に独立した5chの音声を録音しています。 ご家庭では、5.1chに対応したホームシアターセットを使用し、正しく設置、設定を行うことで再現が可能になります。

 

メモ:「5.1ch」のいろいろな方式

「5.1chサラウンド」と言ってもいくつかの方式があり、それぞれ特徴があります。

DVDソフトのパッケージの裏側には必ず表示がありますので、お気づきの方も多いでしょう。

代表的な方式と各特徴をご紹介します。

ドルビーデジタル

映画館でも用いられ、DVDソフトでは標準で収録する事になっています。

一般的な5.1chサラウンドシステムでは、このドルビーデジタルの再生が可能です。

DTS

DVDソフトでは、オプションとして扱われています。(DTSの収録は、製作者が決定できます)

ドルビーデジタルよりも情報量が多いので、音質的には優れた方式といえます。

一般的な5.1chサラウンドシステムでは、この『DTS』を再生出来ないモノもありますので、DTSを楽しみたい場合は注意が必要です。

*音楽だけの、DTS CDも有ります。

*映画館でも良く利用されています。

MPEG-2 AAC

単に『AAC』とも呼ばれます。

日本のデジタル放送で用いられるサラウンド方式です。 地上デジタル放送でも採用が決定していますので、これから製品を購入される際は、『AAC』対応製品をお勧めします。

 

 

最後に (体験するには?)

電気屋さんの店頭で、5.1chサラウンドの「本当の魅力」体験するのは難しいというのは、周りの雑音から否めません。 体験するには、オーディオショウなどのイベントや、メーカーショールーム、ホームシアター専門店などでの試聴をお勧めします。

試聴できるイベントやスペースは、こちらのリンク集で紹介していますので、是非足を運んでみてください!!

 

 



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