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コンセントには向きがある? アースって何?

普段何気なく挿し込んでいる壁のコンセント、向きをひっくり返すだけで「いい音」になるかも…おカネも工具も必要ナシ!コンセントの仕組みと極性、アースについて解説します。

鴻池 賢三

執筆者:鴻池 賢三

オーディオ・ビジュアルガイド


更新記事「コンセントには方向が有る!」(2007年5月2日掲載)をご覧ください。




コンセントに方向?
壁にあるコンセント、「2つの穴」がありますね。 普段なにげなく使用されていると思いますが、実は「正しい方向」があるんです。
流行ののトリビアみたいじゃないですか??



もちろん、どちら向きでも問題有りませんが、「オーディオ」なら、ラジカセから高級オーディオまで、「音」に影響するとされています。

「正しい方向」を知り、よりよい音で楽しむ方法をご紹介します!!


「2つの穴」の違い
壁に埋め込まれたコンセントを見てみましょう。 穴の長さを比べると、一方が長くなっています。
長いほうは、いわば電気の帰り道で、「アース」(大地)につながっています。
(配線工事が正しく行われている場合)

注:ここでの「アース」とは、電柱上の電線を流れる高圧電圧が、何らかの問題で一般家庭に向かう低圧側へ侵入した場合、危険な電気を大地へ逃がす働きをする「アース」を指しています。 洗濯機の水濡れなど、漏電による感電を防ぐ「アース」とは異なりますので、電気製品の「アース」を接続してはいけません。


通常は左側が長い。


通常の使用で意識する必要は有りませんが、「2つの穴」の働きは異なっているのです。


電源コードの働き
一方、AV機器等の電源コードでは、白い線の印刷されたほうがアース(「グランド」等とも呼ばれます)となっています。



AV機器では、音に悪影響を及ぼす電気的なノイズを「グランド」を通じて逃がす仕組みになっています。
  • どちら向きに挿し込んでも良い機器、又は、グランドを考慮して設計されていない機器もあります。 この場合、電源コードに白い線は有りません。
  • 白い線がない場合、文字が印刷されている側がアースと考えて取り扱うのが一般的です。

次のページでは、具体的な接続方法と、「いい音」の効果についてご紹介します!
コンセントには極性があり、長い方がアースにつながっている、左の穴が長い。 トリビアや雑学、自慢できる無駄知識。
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