現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、長野県在住68歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、夫(69歳)
居住地:長野県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:350万円
現在の資産:預貯金750万円、リスク資産350万円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金368カ月、個人年金保険10年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):8万1514円(繰り下げ受給)老齢厚生年金(厚生年金):6万4979円(繰り下げ受給)
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険65万1960円(年額)
配偶者の年金や収入:年金84万円(年額)、自営業収入200万円(年額)
「非課税枠を超えた事で手取り額が減った」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「どちらでもない」と回答した今回の投稿者。その理由として「夫が国民年金のみの受給のため、自分の厚生年金加入期間を増やし、繰り下げ受給もして受給額の増額をした。しかし非課税枠を超えた事で手取り額が減り、今後単身世帯になった時にも恩恵が少ない。メリットがないと感じる事が多い」と語っています。
ひと月の支出は約「18万円」。年金で「毎月賄えている」と回答されています。
「足りない支出がある場合は貯蓄からの引き出しで賄っている」
年金で足りない支出がある場合については「交際費なので都度金額は異なるが、貯蓄からの引き出し」で賄っているという投稿者。年金生活においては「家庭菜園で多種の野菜を育て、常にストックしている」など食費を抑える工夫をしているとあります。
「差し引かれる税金が多い」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「自分磨きをして、もっと人間的に豊かになりたかった」と回答した投稿者。今の生活での不満については「差し引かれる税金が多い事」とコメント。
いっぽうで「家庭菜園やガーデニングで植物と触れあうことで、植物からエネルギーをもらえる」と今の生活の楽しみも教えてくれました。
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