現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住66歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール

同居家族構成:本人、妻(65歳)
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:約3000万円
現在の資産:預貯金1億5000万円、リスク資産4億円
これまでの年金加入期間:国民年金480カ月、厚生年金288カ月、個人年金保険(加入期間は不明)、英国公的年金(加入期間は不明)
現在受給している年金額(月額)
老齢年金(国民年金・厚生年金):15万2168円障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険100万円(年額)、英国公的年金100万円(投稿時の為替レート、年額)
配偶者の年金や収入:老齢年金204万円、個人年金保険70万円、英国公的年金100万円(投稿時の為替レート)、給与収入1500万円(すべて年額)
「夫婦の年金は年に760万円あり、十分満足」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足している」と回答した今回の投稿者。その理由として「夫婦合わせて確定給付型の年金額が年760万円あり、十分」と語っています。
ひと月の支出は約「50万円」。年金だけで「毎月賄えている」と回答されています。
「節約好きで、ポイ活にもコツコツ取り組んでいる」
現在は働いていないものの、「不動産、証券投資等で年金収入とは別に、年間500万円程度投資収益がある」とのこと。生活費は年金で十分賄えているものの、「不動産等の大きな買い物(投資)は、保有のリスク資産」から補填(ほてん)していると言います。くわえて年金生活においては節約も意識していると言い、「いわゆるポイ活は、クレジットカード、いろいろな投資のキャンペーン等」を利用していて、「1回で数万円を得られるものから、1円単位のアンケート回答など、あらゆるものを行っている」のだとか。
普段の買い物も「買いたいものが安くなるまで待つやりかたで、節約好き」とあります。
「経済的な制約なく自由な老後を過ごせて幸せ」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「45歳でFIRE(経済的自立と早期退職)をしたが、もう少し早くても良かった。いわゆるDINKs(子どもを持たない共働き夫婦)なので、子どもがいないことは時々気になるが、夫婦2人仲良く暮らせているので後悔はない」と回答。もともと倹約家のため、お金の面では足りない不安よりもむしろ「意識してぜいたくをする形に生活スタイルを変えないと、おそらく資産がさらに増えてしまう。相続で国に持ってゆかれるのがいやなので、有意義な寄付先を探すのに苦労している」と言います。
いっぽうで「健康であることを前提に、自由な時間を経済的な制約がなくすごせている」のは幸せなことだと投稿者。「夫婦2人なので、早晩終活について目途をつける必要を感じている」とのことでした。
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