<目次>
最寄り駅は「夢洲駅」、読み方は「ゆめしま」

大阪・関西万博の会場となる夢洲の場所(提供:2025年日本国際博覧会協会)
夢洲駅はOsaka Metro中央線の駅。主要な乗り換え駅は以下の2つです。
- 弁天町……JR大阪環状線から乗り換え可能。夢洲駅から4駅目
- 本町……Osaka Metro御堂筋線・四つ橋線から乗り換え可能。夢洲駅から7駅目
夢洲駅の近未来的なデザインにも注目!
夢洲駅は「移世界劇場 動く(いきる)=移動の魅力を発信する駅」をコンセプトに誕生しました。デザインには近未来感が漂います。なかでも目を引くのは「折り紙天井」と呼ばれるユニークな天井デザイン。ホーム階やコンコース階に広がるこの天井は、日本の鉄道の正確さを象徴する運行ダイヤ図を折り紙のイメージで金属パネルを使って表現したもの。鏡面仕上げの天井は行き交う人々の動きを映し出し、空間に動きを生んでいます。さらに、コンコース階には高さ3m×幅55mの迫力ある大型サイネージが設置され、訪れる人を楽しませています。 トイレも特徴的な設計です。大阪・関西万博にはさまざまな人が来場することから、男性トイレ・女性トイレ・多機能トイレとは別に、完全個室型のオールジェンダートイレを設置しています。性別を問わず利用できるようになっており、多様性を尊重する万博の理念とも一致します。
新幹線の玄関口は「新大阪」
ここからは、もう少し遠方から来る人に向けたアクセスについて説明します。各地から新幹線を活用して大阪・関西万博へ行く場合、玄関口となるのは新大阪駅です。新大阪駅から万博会場までは以下のようなルートがあります。■ルート1(所要時間:約40分)
- JR新大阪駅からJR京都線でJR大阪駅へ
- JR大阪駅からJR大阪環状線(内回り)に乗り換え、JR弁天町駅へ
- JR弁天町駅からOsaka Metro中央線へ乗り換え、Osaka Metro夢洲駅へ
■ルート2(所要時間:約40分)
- Osaka Metro新大阪駅からOsaka Metro御堂筋線に乗り、Osaka Metro本町駅へ
- Osaka Metro本町駅からOsaka Metro中央線へ乗り換え、Osaka Metro夢洲駅へ
■ルート3(所要時間:約40分)
- JR新大阪駅からJR京都線でJR大阪駅へ
- JR大阪駅からJR大阪環状線(内回り)に乗り換え、西九条駅へ
- JR西九条駅からJRゆめ咲線に乗り換え、JR桜島駅へ
- JR桜島駅から万博会場行きの駅シャトルバスを利用
■ルート4(所要時間:約30分)
- JR新大阪駅から万博会場行きの直通駅シャトルバスを利用(※要事前予約)
飛行機を使う場合、伊丹と関空どちらが便利?
飛行機の場合、伊丹空港(大阪国際空港)の方が会場への距離が近め。国内線の便数も多めです。一方、関西国際空港は、ピーチ、ジェットスター・ジャパンなどLCCの路線があるため、コストを抑えられます。また国際線が多く、海外からの来場者には玄関口です。どちらを選ぶかは、出発地や予算、時間の都合などに応じて検討するとよいでしょう。
伊丹空港(大阪国際空港)から大阪・関西万博会場へのアクセス
伊丹空港から大阪・関西万博へ向かう場合は、以下のようなルートがあります。■ルート1(所要時間:約65分)
- 大阪空港駅(伊丹空港)から大阪モノレールに乗り、蛍池駅へ
- 蛍池駅から阪急宝塚線に乗り換え、大阪梅田駅へ
- 大阪梅田駅から徒歩でOsaka Metro梅田駅へ移動
- Osaka Metro梅田駅からOsaka Metro御堂筋線に乗り、本町駅へ
- Osaka Metro本町駅でOsaka Metro中央線に乗り換え、Osaka Metro夢洲駅へ
■ルート2(所要時間:約50分)
- 伊丹空港から万博会場行きの直通リムジンバスを利用
関西国際空港から大阪・関西万博会場へのアクセス
関西国際空港から大阪・関西万博へ向かう場合は、以下のようなルートがあります。■ルート1(所要時間:約90分)
- 関西空港駅から南海電鉄空港線に乗り、なんば駅へ
- なんば駅でOsaka Metro御堂筋線に乗り換え、Osaka Metro本町駅へ
- Osaka Metro本町駅でOsaka Metro中央線に乗り換え、Osaka Metro夢洲駅へ
■ルート2(所要時間:約90分)
- JR関西空港駅からJR関空快速に乗り、JR天王寺駅へ
- JR天王寺駅からJR環状線に乗り換え、JR弁天町駅へ
- JR弁天町駅からOsaka Metro中央線に乗り換え、Osaka Metro夢洲駅へ
■ルート3(所要時間:約60~70分)
- 関西国際空港から万博会場行きの直通リムジンバスを利用
JR桜島駅からは予約不要の駅シャトルバスが運行
JR桜島駅からの予約不要の駅シャトルバスもあります。所要時間は約15分です。また、新大阪駅、大阪駅(北・南)、なんば駅、中之島駅、大阪阿部野橋駅(天王寺駅)、大阪上本町駅、堺・堺東駅、尼崎駅(JR・阪神)などの主要駅からは、事前予約制の駅シャトルバスも利用できます。
船を利用したアクセスも!
ひと味違うアクセスを楽しむなら旅客船やフェリーを利用してみても。海に囲まれた人工島の会場だからこそかなう特別なアクセスです。夢洲北岸浮桟橋からは、会場まで船シャトルバスで行けます。大阪市内の中之島や天保山、神戸方面からの航路があります。海の上から眺める万博会場はひと味違います。車や自転車で行く場合
大阪・関西万博の会場へは、車で直接乗り入れることができません。そのため、夢洲の隣の舞洲、尼崎、堺の3カ所にある万博P&R(パークアンドライド)駐車場を利用します。駐車場からはP&Rシャトルバスで万博会場へ向かいます。なお、万博P&R駐車場は前日までの事前予約が必要。駐車場からのP&Rシャトルバスは駐車場を予約した人だけが利用できます。自転車での来場者に向けては、600台分の自転車駐車場(事前予約制・有料)が用意される予定です。また、隣駅のコスモスクエア駅前には無料の駐輪スペース(130台)があります。
会場に大型手荷物を持ち込めないことに注意!
会場へ足を運ぶ上で、注意したいのが、会場には大きな荷物やキャスター付きの荷物は持ち込めないこと。旅行に重宝するコロコロのキャスター付きバッグも残念ながらNG。会場で預かってくれる数は限られているため、事前に宿泊先のホテルか、市内のコインロッカーなどに預けておくと安心です。なお、公式手荷物預かり所としては主要乗り換え駅である弁天町駅、予約不要の駅シャトルバスが発着するJR桜島駅に大型手荷物の預かり所が準備されます。身軽な方が移動も快適です。また各移動の最新情報や詳細は公式Webサイトを参考にしてください。
アクセス | EXPO 2025 大阪・関西万博公式Webサイト
万博のチケットを購入するときは、希望の入場時間を選ぶようになっています。事前に交通アクセスをしっかり確認し、余裕を持った行動計画を立てるのがおすすめです。特に会期中は周辺交通機関の混雑が予想されるため、時間に余裕を持った行動がポイント。計画的な移動で、ぜひ万博を思う存分楽しんでください。