標高1308mのニセコアンヌプリ山頂付近から裾野にかけて、ニセコ東急 グラン・ヒラフ、ニセコHANAZONOリゾート、ニセコビレッジスキーリゾート、アンヌプリ国際スキー場の4つのゲレンデ(総称してニセコユナイテッド)が広がります。
エリア内にはなんとゴンドラ6本にリフト21本! 450haにもおよぶコース面積は北海道内はもちろんのこと、本州最大の志賀高原(425ha)をも上回り「日本一広いゲレンデ面積」を誇ります。
変貌を遂げたニセコ東急 グラン・ヒラフ
その中核でもあるニセコ東急 グラン・ヒラフ(略称ヒラフ)は、2024~25シーズンに大きく変貌を遂げました。山麓の「sanshoku(サンショク)」および中腹のゴンドラ降り場付近にある「KING BELL(キングベル)」と「ACE HILL(エースヒル)」3つのレストランの全面リニューアルに加え、2025シーズンの大きな話題となっているのが、今回新設された10人乗りのエースゴンドラ。 視界がクリアな側面ガラス張り、スキー・ボードは室内持ち込みのため「外ラックなし」のおしゃれなスタイリング、1.5倍にアップした運行スピードもさることながら、シートはヒーター付き合成レザーで室内Wi-fiも完備と、至れり尽くせりのスペックです。 この「世界最新鋭ゴンドラ」の名に恥じないゴージャスなキャビンに乗り込み、山頂を目指しましょう。ゴンドラを降りたらキング第3、第4の2つのリフトを乗り継ぎ、周囲に広がる絶景を楽しみながら上へ、上へと昇っていきます。 標高1200mの最上部は天空の別世界。眼下正面には蝦夷富士・羊蹄山が圧倒的な迫力で鎮座しています。お天気に恵まれて「羊蹄山の絶景」と出会うことができたら、あなたは超・ラッキー! というのも、実はこの羊蹄山、風水では北海道に流れるエネルギーが噴出する祖山(そざん)とされており、強大な「氣」をチャージできるパワースポット・マウンテンなのです。スマホなどで撮影しておき、待ち受けにしておけばよい運気を招き寄せてくれるかも。 山頂のリフト終点から山麓に至るダウンヒルコースは、案内看板を見ながら滑らないと迷いそうになるほどたくさんあり、初級から上級までレベルに応じてそれぞれの最上級の滑りを堪能することができます。中腹のレストランを過ぎた分岐点から左方向に滑り降りたら、ヒラフのもう1つのメインゲレンデ、キングエリアに行くこともできます。 ヒラフを思う存分滑ったら、次は山頂のダイナミックから羊蹄サンセット(最大斜度29度の中・上級コース、迂回路もあり)を滑り、同じヒラフリフト券が使えるニセコHANAZONOリゾートに向かいましょう。
エリア内で極上の雪質が魅力! ニセコHANAZONOリゾート
山の東斜面という恵まれた立地のため、ニセコエリアの中でも極上のふわふわパウダーが人気のニセコHANAZONOリゾート。ここは高級ホテル「パーク ハイアット ニセコ HANAZONO」の開業とあわせて、ゲレンデも拡大。2020年にはホテルの左手に10人乗りのHANAZONOシンフォニーゴンドラを備えたビギナー向け新コースがオープンし、小さな子ども連れのファミリー層でもより楽しめるようになりました。 ゲレンデで目を引くのが、山麓のレストハウス前から出ているHANAZONO第1リフト。かつてのクワッドリフト(約1600m)を大型6人乗りにリニューアルしたもので、シートは本革セパレート、しかもぽかぽかヒーター機能付きというなんともぜいたくな仕様で、極寒の日でも快適に運んでくれます。 なお、ヒラフ、HANAZONOの雪質は海外のスキーヤーから「ジャパウ(Japan Powder)」と称賛されるほど超人気。アジアをはじめ欧米からのインバウンドが押し寄せ、「ここは本当に日本か?」とも思われる国際色豊かな独特の雰囲気を楽しめます。
その反面リフトやレストランの混雑も想定されます。極上のパウダースノーと絶景を存分に満喫するには、混雑を避けた時間帯やコースを選んで滑る、ランチタイムをずらすといった対応方法を事前に検討・準備しておく方がいいかもしれませんね。
【ゲレンデマップ】 【ニセコ東急 グラン・ヒラフ&HANAZONOリゾートの基本情報】
ヒラフ
住所:北海道虻田郡倶知安町ニセコひらふ1条2丁目9番1号
電話:0136-22-0109
HANAZONO
住所:北海道虻田郡倶知安町字岩尾別328-1
電話:0136-21-6655
【リフト料金】
ひらふ・HANAZONO 1日券
レギュラーシーズン:2024年12月14日~2025年3月23日
大人9500円(9000円) 中学生・シニア8100円(7700円) 子ども5700円(5400円)
スプリングシーズン:2025年3月24日~3月31日
大人6700円(6300円) 中学生・シニア5700円(5400円) 子ども4000円(3800円)
※( )内はオンライン価格
公式Webサイト
http://www.grand-hirafu.jp/
https://hanazononiseko.com/ja/winter
初級から上級までパウダーを満喫! ニセコアンヌプリ国際スキー場
ニセコアンヌプリの南斜面に広がるニセコアンヌプリ国際スキー場は、北西の日本海から流入する良質の雪が降り積もるロケーションとなっており、特に山頂付近のパウダースノーはシーズンを通じて極上。
ゴンドラ1本、リフト5本を備えたゲレンデ内には家族連れや初心者に最適な緩やかなコースが整備されており、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとパウダー滑りを楽しむことができます。
コース横にそびえる雄大な羊蹄山と眼下に広がる街並みを眺めながら、良質の斜面に白銀のシュプールを描いて一気にダウンヒル……。ニセコアンヌプリ国際スキー場は、初心者から上級レベルまで幅広いスキーヤー・スノーボーダーがアルペンスキーの醍醐味(だいごみ)を存分に味わえる「オールラウンドなゲレンデ」といえるでしょう。 【ゲレンデマップ】 【ニセコアンヌプリ国際スキー場の基本情報】
住所:北海道虻田郡ニセコ町ニセコ485
電話:0136-58-2080
リフト料金 1日券
レギュラーシーズン:2024年12月14日~2025年3月23日
大人7000円、中学生・シニア5300円、子ども4600円
スプリングシーズン:2025年3月24日~4月6日
大人6200円、中学生・シニア4700円、子ども4100円
公式Webサイト
http://annupuri.info/winter/
リゾートスキーを満喫! ニセコビレッジスキーリゾート
ニセコユナイテッドの中央に位置するニセコビレッジスキーリゾート。ここは宿泊施設であるニセコヒルトンやグリーンリーフといった主要ホテルがゲレンデと効率よくレイアウトされており、ホテルとゴンドラやリフト乗り場がほぼ直結している「スキーイン、スキーアウト」スタイルが特徴。ゴージャスなホテルと原生林を縫って滑る林間コースはスキーリゾートの雰囲気を満喫できます。 ゴンドラが3本、リフト数は8本。山頂ワンダーランドチェア終点から山麓のゴンドラ乗り場に至る4km少々のコースにはそれぞれ難易度の低い迂回路が設けられていますので、上級レベルのスキーヤーでなくても標高1100mからの爽快なダウンヒルを満喫できます。 山麓には平均斜度4~7度とスキーを始めたばかりの初心者用のコースも整備されています。初心者用緩斜面といえども、羊蹄山とホテルをバックにしたその景観は抜群。小さいお子さんと一緒にファミリーでリゾートスキーを満喫できるスノーリゾートです。 【ゲレンデマップ】 【ニセコビレッジスキーリゾートの基本情報】
住所:北海道虻田郡ニセコ町東山温泉
電話:0136-44-2211
リフト料金 1日券
レギュラーシーズン:2024年12月14日~2025年3月23日
大人8800円、中学生・シニア7400円、子ども5200円
スプリングシーズン:2025年3月24日~4月6日
大人6100円、中学生・シニア5100円、子ども3600円
(オンラインリフト券購入の場合キーカード代500円が割引)
公式Webサイト
https://www.niseko-village.com/ja/white/mountain/
※2025年1月現在の情報です。最新の情報は公式Webサイトなどでご確認ください。