株を買うタイミング、いつがいい?
「株を買うのによいタイミングがわかりません。時期や時間帯でよし悪しがあれば知りたいです」(40代)
買いたい株は見つかるものですが、「いつ買えばよいか」が分からないと、なかなか買えないですよね。買えないまま株価が上がってしまうこともしばしばあり、筆者も何度も悔しい思いをしました。
そこで本記事では、株を買うタイミングを見計らう方法について、3つの判断材料をご紹介します。
タイミングを決める3つの判断材料
筆者は、株を買うタイミングを決める時には「割安感」「株価のトレンド」「今後のイベント」という3点に注目します。1つ目が「割安感」です。
いうまでもなく、割高な株を買うと高値づかみになって損をする可能性が高いです。ですから、成長性が低い割にPERが高過ぎたり、配当利回りが低過ぎる株は買わないのが得策です。
筆者がよく使うおおまかな目安としては、予想PERが15倍を上回るかどうかで、そういう株は「今は買い時ではないな」と判断し、スルーしてしまうことが多いです。
2つ目が「株価のトレンド」です。
安くてよい株を買っていれば株価のトレンドがどうなろうが問題ないのですが、株価が下落基調で安値圏にある銘柄は、特に年末の時期は節税対策などで売られやすく、低迷が続く傾向があるので注意が必要です。
何年も長期投資するつもりなら問題ないですが、株を買ってすぐに含み益になってほしい場合は、経験上、株価が上昇トレンドの銘柄を選んだ方がうまくいくことが多いです。目安としては、足元1年間で株価が右肩上がりだとよいですね。
3つ目が「今後のイベント」です。
上場企業には業績を開示する義務があります。3カ月に1度は決算を発表するでしょうから、決算発表のスケジュールを調べた上で「いつ買うのがよいか」と考えるようにしています。
次の決算に自信がある時には「決算発表の前に買ってしまう」ことを考えますし、様子見したい時には「決算が出てから買う」ことを考えます。
まとめ
改めてまとめると、筆者は、株を買うタイミングを決める時には「割安感」「株価のトレンド」「今後のイベント」という3点に注目します。いずれも効果があることは過去の株価データからも確認済みで、筆者もよく使う判断材料です。これらの判断材料が、ご質問者様が株を買うタイミングを見計らう時の一助となれば幸いです。