ホテルと直結、ウエスト
ルスツリゾートのゲレンデはウエスト・尻別岳に連なる橇負山(そりおいやま)と、道路を挟んだ東側に位置するイースト(風防留山、ふうぼるやま)、イゾラ(貫気別山、ぬきべつやま)という3つのエリアに分かれています。まずはホテルに近いウエストからスタートしましょう。 ホテルの前から出ているスノーエスカレーターでウエスト第1クワッドのリフト乗り場に。最初はこのリフト沿いにあるホワイトラバーかファミリーで足を慣らし、第2クワッドで山頂に向かいましょう。 山頂からは初級向けコース(平均斜度8度、最大13度)のほか、中級コースや上級者向けの不整地コブ斜面もあり、幅広い層のスキーヤー、スノーボーダーがお手軽にルスツ名物のパウダーを楽しめる設計となっています。またこちらのゲレンデは16~20時までライトアップされ、ナイターでとことん滑り尽くすこともできます。【ウエストのビュースポット】
中級以上の方はジャイアントコースまで行ってみましょう。ここはウエストエリア一番のビュースポット。コースの眼下には雪に閉ざされたジェットコースターや観覧車が見え、最大斜度26度の整地されたバーンを「遊園地に向かって飛び込む」ような不思議な感覚での滑りを味わえます。
絶景ダウンヒルを満喫できるイースト
ウエストのゲレンデから道路を横断してイースト・イゾラエリアに向かうゴンドラに乗り込み、1号線、2号線と乗り継いで一気にイーストマウンテン山頂まで上りましょう。ゴンドラの両脇にはイーストティーニュとイーストビバルディという滑走距離2キロを超えるコースがあり、両者とも平均斜度11度のバーンがきれいに整地されているので初級の方でも快適な滑りが楽しめます。
【イーストのビュースポット】
イーストゴンドラ山頂駅の降車場所から右に回り込んで「イーストビバルディ」側に出てみましょう。コーススタート地点に立つと、いきなり目に飛び込んでくるのが正面の羊蹄山とその両脇に鎮座する名峰ニセコアンヌプリと尻別岳。北海道の3つの名山とニセコ・ルスツという2つのビッグゲレンデを一望できるぜいたくな風景に出会えます。
イゾラで爽快なロングクルーズ
イーストからさらに東の奥には広大なイゾラのゲレンデが待っています。ここの魅力はルスツ一番のふわふわパウダースノーとフラットでロングなコースです。 イゾラ山頂からはルスツ最長、滑走距離3.5キロの爽快なロングクルーズが楽しめるイゾラグランを筆頭に、2キロ強のスティームボートA、B、そして洞爺湖の眺望を楽しみながら2.7キロを滑り下りるヘブンリービューと、メインだけでも長距離滑走が楽しめる4つのコースが広がっています。そのどれもがフラットな中級バーンですので、プルークだけでもらくらくダウンヒルが可能。体力のある方なら頂上からノンストップで「イッキ滑り」もできます。 各コースの途中から分岐してルスツ名物のふわふわパウダーを満喫できる非圧雪ゲレンデやイースト方向に向かうルートには白樺林の中から正面の羊蹄山を眺めながら滑る「絶景コース」もあり、滑りのバリエーションもお好み次第。
イゾラだけでも北海道の大規模スキー場に匹敵する広さですので、それにウエスト、イーストも含めると1日で全てを滑りきるのはちょっと厳しいかも。3つのゲレンデをじっくり攻略するには2~3日は必要かもしれませんね。
【イゾラ・2つのビュースポット】
1. イゾラ第1クワッド降り場
イゾラには2つのビュースポットがあります。その1つがイゾラ第1クワッドを降りた山頂付近。
ここからは前述のイーストビバルディとは少し違うアングルでのニセコアンヌプリ、羊蹄山、尻別岳の勇姿を眺望できます。 2. ヘブンリービューのコース右手
もう1つが山頂からヘブンリービューを少し滑った地点。斜面の先には白く光る洞爺湖とその周辺を取り巻く有珠山ほか外輪山のダイナミックな風景が一望できます。 ルスツのコースマップ
2025シーズン おすすめランチスポット
1. イゾラ2000 カフェテリアイゾラゴンドラ乗り場のレストラン「イゾラ2000」がこの2025シーズン、おしゃれなステーキ&シーフードレストランとしてリニューアルオープンしました。
メニューは十勝牛のステーキや中札内鶏のグリルといった肉料理のほか、アワビ、タラバガニ、ロブスターといったゴージャスなシーフードが勢ぞろい。ビールやワインを提供するおしゃれなバーカウンターもあり、ゲレ食とは思えない豪華なメニューを前にジョッキやワイングラスを傾けていると、あっという間に時が過ぎてスキーを滑るのを忘れてしまいそうになりますので、ご用心を。 2. Riders Villa
イゾラのカフェテリア「スティームボート」前に巨大テントが出現! その中には鹿肉バーガーやハンディピザ、どんぶり、スープといったユニークなメニューをそろえた飲食ブースが並び、スキーヤー・スノーボーダーを迎えてくれます。ラーメンやカツカレーを食べ飽きた方にはおすすめのゲレ食スポットですよ。 [開催期間]
2024年12月20日(金)~ 2025年3月30日(日)11:00~15:00(LO. 15:00)
アフタースキーのお楽しみ
1. 温泉とサウナでリラックス滑り疲れ、遊び疲れたら温泉とサウナでリラックスタイムを。ルスツリゾートホテル&コンベンションのノースウイング6階にある「ルスツ温泉・・ことぶきの湯」の露天風呂は、お肌に優しいナトリウム-炭酸水素塩泉(中性低張性高温泉)の温泉です。チェアに腰かけたり「寝湯」で横たわって入浴でき、昼は雪景色を見ながら、また夜は冬の星空を眺めながら温泉に身をゆだねるという癒しの時間を過ごせます。 2. 宿泊するなら必見! 夜の映像イベント
ルスツの夜もふけると、午後8時30分よりホテルを覆う巨大ガラスをスクリーンにして壮大なプロジェクションマッピング映像が投影されます。アイヌの楽器・ムックリの響きとともに映し出されるアイヌの物語と北海道の自然をテーマにした幻想的な映像は、昼に見た絶景とはまたひと味違う「旅の風景」として皆さんの脳裏に刻み込まれることでしょう。 3. Night Pool Fantasy
ルスツの室内プールがムーディーなバーに変身! サウスウイング1階にある室内造波プールが午後6時よりライトアップされ、心地よいBGMが幻想的なNight Pool Fantasyを演出します。スキー仲間や恋人と一緒にナイトプールの水面に波打つ光を眺めながらグラスを傾ける……まるで映画のワンシーンのような「非日常の時間」に浸れるのも、ビッグリゾート・ルスツならではといえるでしょう。 開催期間
2025年1月4日(土)~2月23日(日)18:00~21:00
入場料
大人(13歳以上):3000円
小学生 (7~12歳):1500円
未就学児:無料 (保護者同伴で入場可)
ルスツリゾートの基本情報
宿泊施設:
ルツリゾート ホテル&コンベンション、ウェスティン ルスツリゾート、The Vale Rusutsu、ログハウス・コテージ
ゴンドラ・リフト料金 1日券:
大人1万4500円(1万1200円)
シニア(65歳以上)・中高校生1万800円(8300円)
子ども(4~12歳)7200円(5400円)
※( )内はオンライン購入の料金
営業期間:12月中旬~3月30日(日)(3月17日以降は春スキー料金)
住所:北海道虻田郡留寿都村字泉川13番地
電話:0136-46-3331
アウトドアアクティビティの予約、問合せ:0136-46-3332(アクティビティデスク)
その他:札幌市内主要ホテル、新千歳空港から送迎バスあり。要予約。
公式Webサイト:https://rusutsu.com/
お役立ち情報:
1. ルスツリゾートへは、札幌から無料送迎バス「ルスツ号」(日帰り客も利用可能)が、また新千歳空港からは有料のビッグランズ号が出ています。
2. 本記事で紹介した「ルスツ温泉・・ことぶきの湯」は、日帰り入浴も可能です。
料金は、中学生以上が1500円(諸税込)、4歳~小学生は750円(諸税込)、3歳以下無料。日帰りやチェックアウト後にスキーやアクティビティを楽しむ際に便利です。
3. ルスツを連泊で滑ったり何度か日帰りで利用する場合は、1時間刻みで使える25時間券が断然お得かも。
25時間券の料金
大人3万3000円(3万1500円)
シニア(65歳以上)・中高校生2万7500円(2万6300円)
子ども(4~12歳)1万6500円(1万5800円)
※( )内はオンライン購入の料金