Q:電車広告で見かけた金利0.85%の定期預金を利用する場合の注意点は?
「先日、電車に乗っていたら、高金利な定期預金の広告を見かけました。金利0.85%の定期預金のようです。利用する場合の注意点は?」(40代)信用組合や労働金庫の場合、魅力ある商品が隠れていることが多いのです。ただし、適用される金利が違うことも多いため、本当に自分にとってメリットがあるのかを確認するようにしましょう
A:自分が高金利の定期預金の利用対象者なのかを確かめることが大切です
元本保証の定期預金の金利は低いと思われていますが、中には高金利をつけている定期預金も存在しています。では、そのような定期預金を利用する場合は、どのようなことに注意すれば良いのか考えてみましょう。銀行が取り扱っている金融商品でキャンペーン金利をうたっている主な商品としては、普通預金や定期預金があります。ただ、一般的に普通預金の申し込み条件は緩めであるのに対し、定期預金の場合は、普通預金に比べて厳しめに条件が設定されていることが多いようです。自分が利用したい定期預金の対象者なのかを確かめることが大切になります。
例えば、あすか信用組合のスーパー定期「あおば」の場合を確認してみましょう。
預入金額は100万円からとなっており、期間は3年です。取扱期間は決まっており、最終の預入日は2025年3月31日(月)までです。
さらに、新規での預入、もしくはすでに預け入れていた定期預金が満期になったときに自動継続および契約変更に限定されています。
金利が変わってしまうこともある
「あおば」は個人でも法人でも利用できるのですが、金利0.85%が適用されるのは組合員のみ。組合員でない場合の適用金利は0.75%です。特に、信用組合や労働金庫などのキャンペーン金利の場合、組合員でないときには、適用される金利に違いがあることを知っておきたいものです。なお、信用組合の組合員になるには、一定の地域に居住もしくは勤務している、事務所を持っている場合で1万円以上の出資をすれば組合員になることは可能です。
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