節約

“片付けが苦手”を克服するカギは「30分捨て」と「3個捨て」! 2つの習慣でスッキリ部屋に

片付けが苦手で、家がいつも散らかってしまう人には原因があります。その原因を知って対処できれば、スッキリと片付いた部屋を維持することができるのです。今回は、家を片付けるために習慣付けたい、「30分捨て」と「3個捨て」をご紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド

家が散らかっているのときれいに片付いているのとでは、スッキリと片付いている方が気持ちがいいものでしょう。日頃から散らかっていて「慣れているから大丈夫」と思っていても、気持ちのどこかではストレスを感じているものです。一念発起して片付けをしても、気が付くと数週間後には元の散らかった状態になってしまっているという人も……。

そこで今回は、「片付けが苦手」を克服するためのポイントをご紹介します。

散らかる原因は2つ

散らかった部屋

部屋が散らかるのには原因がある 

片付けても散らかってしまう原因は大きく2つあります。

1つ目の原因は物が多いこと。たくさんの物があるために収納に入りきらなかったり、収納するのが面倒になって出しっぱなしにしてしまったりといった状態につながります。

2つ目の原因は、片付ける習慣が付いていないこと。このように言うと当たり前と思うかもしれませんが、「習慣」は無意識でもできることなので、片付けにおいてはとても重要なことになります。

この2つの散らかる原因を克服するために、実行したいのが「30分捨て」と「3個捨て」です。

最初の1週間は「30分捨て」

まずは最初の1週間、1日30分だけ集中して物を処分していきます。それ以上の時間は必要ありません。30分後にアラームがなるようにして、不要な物をとにかく処分していくのです。時間を30分と決めて集中することで、作業が進みます。

その際に、捨てる物を簡単に分けられるように大きなダンボール箱にゴミ袋をセットして、そこに放り込むように集めていきます。ゴミ袋を床に置いているだけだと、捨てる物を入れるときにその都度ゴミ袋を手で開けなくてはならず、それが面倒になって捨てるという行動が滞ってしまうことも……。ゴミ袋をダンボールにセットすることで自立させ、ポンポン捨てることができるようになりますよ。
散らかった洗面所

「30分捨て」は狭い範囲から始めるのがおすすめ

最初の1週間、毎日30分限定なので、まずは狭い範囲から始めるのがいいでしょう。狭い範囲だと物が減ったことが目に見えやすいため、玄関や洗面所などから始めるのがおすすめです。狭い空間が済んだら、広い部屋に手を付けます。その際は「部屋の右から」といったように、エリアと順番を決めて進めていきましょう。エリアを区切ることで集中することができます。

毎日の「30分捨て」を1週間続けることで、かなりの物を減らすことができます。部屋数が多い家の場合は、この1週間を10日くらいに延ばすのもおすすめです。ただし、1カ月ほど長い期間にするのはおすすめできません。期間が長くなると「今日は気分が乗らないから明日でいい」という気持ちになり、結果的に続かなくなってしまうからです。

物が減ったら「毎日3個捨て」

1週間「30分捨て」を続けたらかなりの物が減っています。その後は習慣付けるために「毎日3個捨て」を実行していきましょう。毎日3個の物を処分すれば1カ月で90個、 1年(365日)で1095個の物を減らすことができます。

3個捨てることを習慣付けると、そのときに周りの物を少し片付けたり、さっと拭き掃除をしたりなど、“プラスアルファの行動”をし始めるようになるはずです。3個捨てと周りの片付けの習慣が付くことで、「出した物は使い終わったら片付ける」という一番大切な習慣も身に付きます。

また、多くの物を捨てると自分が無駄にしていた物の存在にも気付くことができ、新しく物を買おうとしたときに「これは本当に必要なのか」と考える習慣も身に付くでしょう。そうなると、今後は今ある収納に収まる分だけの物で暮らせるようになり、片付けもラクになるはずです。


片付けてもどうしても散らかってしまうという人は、「1週間30分捨て」と「毎日3個捨て」を試してみてください。きっと片付け習慣が身に付きますよ。
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