60代・70代のための賢い資金管理1:固定費の見直しで無駄を減らす
毎月の支出の多くを占める固定費を見直しましょう。固定費とは、住居費、車両費、保険料、通信費などがあり、一度見直すだけで大きな効果が得られる費目です。通信費であれば、データ通信の容量や万が一の補償、オプションサービスなど、使わないものを含めた料金で契約しているかもしれません。必要なものだけに絞り契約を見直しましょう。不足があれば、いつでも追加できます。まずは、必要最小限にしてみましょう。
保険料についても、高齢になれば病気・ケガが心配といって、保障が重複するような保険にいくつも加入したりするのは無駄です。適正な保障額に切り替えましょう。
また、サブスクリプション(サブスク)で契約している商品やサービスの料金は、500円、1000円とささいな額のものも多いです。しかし、ちりも積もれば山となるというようにささいな額でも継続的に支払いが発生すれば、かなりの額となってしまうでしょう。一年に1回は見直しを行いましょう。
60代・70代のための賢い資金管理2:小さな収入源を永続的に確保する
年金以外の小さな収入源を確保しましょう。例えば、週に2~3回程度パートで働く、不要な品物を売却する、趣味を生かした手作り品を販売するなどで収入源を確保しましょう。わずかでも何かあれば家計が潤い、資金管理の一助になります。心に余裕が生まれれば、豊かな生活に近づきます。60代・70代のための賢い資金管理3:人付き合いの見直しで情報収集
60代・70代では、新たな人脈を広げることも大切です。現役時代に疎遠だった親戚、縁者などと交流を深めたり、同年代の近所の人々と新しく仲間になったり、今までにない人付き合いを始めましょう。資産運用や節約のヒント、年金や福祉に関する新しい情報を得られるかもしれません。親しい友人や家族、地域コミュニティーなどとの交流を深め、地域のボランティア活動に参加するなどをして、安心感や生きがいを得られる環境を築きましょう。金運は、お金そのものだけでなく、周囲の人とのつながりによっても運ばれてくるものです。良い人間関係を築き、感謝の気持ちを大切にすることで、新たなチャンスや豊かさが引き寄せられます。
60代・70代のための賢い資金管理4:「一点集中型」の楽しみ方を見つける
世の中には、シニア割などが多くあり、それらのサービスをいろいろ活用するのは楽しいものです。しかし、それだけでは物足りない……という方もいるでしょう。そんなときは「自分にとって価値を感じること」だけに焦点を絞る「一点集中型」の楽しみ方もすてきです。例えば、月に一度だけお気に入りのレストランでのランチをする、年に一度の旅行でパワースポット巡りをする、少し高級なノートに日々の出来事を記録する、年に1回観劇に行くなど、心が癒やされる好きなことを見つけ、そこにだけお金をかけてみてはどうでしょう。自分なりの楽しみを見つけることで、日々の生活をはつらつと送れば、生きがいや開運にもつながるでしょう。