現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、東京都在住93歳男性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:93歳男性同居家族構成:本人のみ
居住地:東京都
リタイア前の雇用形態:不明
リタイア前の年収:100万円
現在の資産:預貯金90万円、リスク資産0円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:不明
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):4万円 ※受給年齢を繰り上げ老齢厚生年金(厚生年金):なし
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):6万円
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):なし
「年金だけではほとんどの月で足りない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として「受給年齢の繰り上げをおこなったため、支給金額が低い」からだと語っています。
ひと月の支出は約「10万円」。年金だけでは「ほとんどの月で足りない」と回答されています。
「銀行に年金をおろしに行くことが負担になって来た」
年金で足りない分の支出について、「電気代等を節約して足りるようにしている」という投稿者。併せて「外食や外飲みを極力控え、毎週コープに食材を配達してもらって料理して、節約している」と食費を減らす努力もしているそう。
しかし「身体障がい者なので働くことができず、医療費も負担になっている」と語り、「足腰も弱くなり、銀行に年金をおろしに行くことが最近負担になって来ました。どうしたらいいのか不安です」と落ち着かない様子です。
「繰り上げ受給はやめておけば良かった」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「受給年齢の繰り上げをおこなったため、支給金額が低い。苦しくても、この年齢の繰り上げ受給はやめておけば良かったと思う」と回答。また「貯蓄も投資もしておけばよかったです。もっと節約もしておけばよかったです。若いころにお金を使いすぎたと思います」と悔やみます。
いっぽうで、今の生活は「毎日が日曜日なので、ひ孫と電話や、近所の公園の散歩、読書など、好きなことだけをして暮らしていけることが楽しみであり、喜びです。また特に夕食を食べることが、一番の日々の楽しみではあります」と喜びも見出しながら過ごされているようでした。
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