Q:普通預金に2000万円ありますが、預け先で迷っています
「普通預金に合計2000万円あります。このままでいいのか迷っています。どんな預け先がいいでしょうか?」(55歳・既婚女性)どのような金融商品に分散して投資をすればよいのか悩むことはあるでしょう。その場合、大切なことは自分のリスク許容度を知ることです。今まで元本保証タイプのものだけで運用していたなら、元本保証タイプの商品を中心に分散するとよいでしょう
A:無理のない範囲で、今まで運用したことのない金融商品にもチャレンジしてもよいでしょう
まとまったお金がある場合、その資金をいかに運用していくのかを考えることが大切です。とはいえ、いきなり運用するとなると身構えてしまう人も少なくありません。普通預金にまとまったお金があるときには、どのような金融商品を選ぶとよいのでしょうか?無理のない範囲で、今まで運用したことのない金融商品にもチャレンジしましょう。とはいえ、どのような金融商品を選んで、どのように分散してよいのか悩んでしまいますよね。
その場合、大切なことは自分のリスク許容度を知ることです。今まで元本保証タイプのものだけで運用していたなら、元本保証タイプの商品を中心に分散するとよいでしょう。
現在、普通預金に2000万円預けていらっしゃるとのこと。普通預金は、いつでも簡単に引き出すことができ便利ですが、その分、金利は低くなってしまいます。そこで検討していただきたい商品としてあげられるのは、普通預金や定期預金よりも金利の高い、個人向け国債に預けてみるのはいかがでしょうか?
個人向け国債には、固定金利のタイプ(3年、5年)のものと変動金利のタイプのもの(10年)があります。固定金利のタイプは3年ものよりも5年ものの方が金利は高くなりますので、すぐに使う予定のないお金なら、5年ものを選ぶといいでしょう。
変動金利のタイプのものは10年ものと期間は長くなってしまいますが、金利が上昇傾向にあるときには、連動して金利も上昇していきますので、預けたままでもより金利の高い商品で運用できるというメリットがあります。
個人向け国債は購入時期が限られている
銀行の窓口で申し込むことができる等、魅力的な商品である個人向け国債ですが、募集期間は限られています。個人向け国債を申し込みたいなら、銀行の窓口に問い合わせる、財務省のHPで確認する等して、いつからいつまで申し込めるのかを確認することが大切です。
また、最後になりますが、普通預金に2000万円を預けているとのこと。普通預金の場合、もし預け入れをしている金融機関が破綻した場合、預金者1人当たり1金融機関1000万円までの元本と利息を保護してくれる預金保険制度(ペイオフ)が適用されます。2000万円を同じ金融機関に預けている場合は、分けて預けるなどしたほうがいいでしょう。
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