サービス終了までのスケジュール
LINE Payサービスが終了するまでの、おおまかな日程については既に発表されています。下図は公式サイトに掲載されているスケジュール表です。LINE Payのサービス終了までのスケジュール。画像:LINE Pay公式サイトより
また上の表にはありませんが、2024年の11月下旬には、LINE Payアプリの利用が停止予定です。え?なんでLINE Payサービス終了の時期まで使えるようにしてくれないの?と思いますが、先行して使えなくなります。ただしこの時点では、まだLINEアプリ内の「ウォレット」は利用可能です。
次に終了するのが、2025年1月下旬のLINEプリペ(Visa)の支払いです。
筆者は、Visa LINE PayプリペイドカードをApple Payに設定して、今でも多用しています。ただし、こちらも代替サービスは豊富です。ちなみに「LINEプリペ(Visa)」自体は、三井住友カードとの提携で行われていたサービス。同社には同様のプリペイドカードがあるので、どうしてもプリペイドがいいという人は、三井住友カードのWebサイトなどを確認してみてください。
そして2025年3月下旬には、LINE Payへのチャージができなくなります。この時までに代替サービスを決めておきましょう。2025年4月末にはLINE Pay関連のすべてのサービスが終了します。
残高はPayPayに移行できる予定
2025年4月のLINE Payサービスの完全終了で、最も気になるのが「残高はどうなるの?」ということでしょう。この点に関しては、残高はPayPayに移行できる「予定」になっています。だから安心しましょう……というわけではなく、残高移行は最終手段だと考えておいた方がいいと筆者は考えています。というのも、移行できるかもしれないのはPayPayのみ。そして移行できることになったとしても、どれだけ簡単かつスムーズに行えるか分かりません。
残高については「出金サービス」を利用して、自分の銀行口座に送るという方法も考えられます。こちらの機能は、LINE Payのサービス終了時まで使えることになっています。ただし、振込手数料は176円(税込)です。 さらに前述の通り「LINE Payアプリ」は、2024年11月下旬に利用停止となる予定です。LINEアプリの「ウォレット」画面からQRコードなどが呼び出せるとはいえ、筆者のように「LINE Payアプリ」を常用していたユーザーは、この11月下旬までには、LINE Payの残高を使い切っておきたいところです。
ということから、今後はLINE Payへのチャージを控えること、そしてLINE Payの残高は、できるだけ早く使い切ってしまうことをおすすめします。
「以前はよく使っていたけれど、最近LINE Payを使う頻度が減ったなぁ」というユーザーは、特に気をつけましょう。もちろん、最近では全く使わなくなっていたという人も、今回のことが思い出す良い機会だと思って、使い切っておきたいところです。
早めに代替サービスへ移行させましょう
上記で記した通り、LINE Payで行える機能の多くは、ほかのQRコード決済系サービスでも可能なものがほとんどです。LINE Payがなくなって困ることは、ほとんどないと言えます。ただし、ほかのサービスへ移行するのは、手続きなどが面倒なもの。また、特に友達などへの送金や公共料金の請求書支払いなどは、相手がいることでもあるので、今から余裕をもって切り替えておきたいところです。
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