そこで今回は、2024年7月現在販売されている100均の防水ケースをピックアップ。それぞれの造りや、水辺での撮影に使えそうかどうかを比べてみました。
バラエティ豊かな100均のスマホ用防水ケース
今回選んだのはこちらの4つ。「ダイソー」もしくは「ワッツ」で購入したものです。1. 密封はできるが簡易的「防水クリアケース」
「防水クリアケース スマートフォン ワイドタイプ」は、4つの中で最も簡易な造りの防水ケースです。製品名にワイドタイプとありますが、収納可能サイズは縦161×幅81×厚さ11mmまでとなっており、この後紹介するケースと比べても大差はなさそうです。 ケースの口はチャックになっており、密封も可能。これなら水辺で撮影するときに、スマホを水濡れから守ってくれるでしょう。ただ、防水機能としてはこのくらいですので、水中で使用するのには不向きです。パッケージにも「日常生活防水」と記載があります。 ストラップホールが左右に1カ所ずつあいており、ひも状のものを通して使うことができるようになっています(ストラップなどは同梱されていません)。 このケースにiPhone15 Proを入れてみたところ。ケースの上からでも問題なく画面を操作できました。2. 頑丈な閉じ口が特徴「ストラップ付 モバイルケース」
続いては「ストラップ付 モバイルケース」です。このパッケージの右上にある「IPX4」は防水性の評価規格の1つで、「あらゆる方向からの水の飛まつに対して保護する」性能があることを示しています。このケースなら、軽く水濡れしそうな場面でもスマホカメラを使って撮影することができそうです。 ケースの口は頑丈な造りをしており、ツマミを押し上げてロックを解除後、プラスチック製の閉じ口を左右に開かないと物を入れられない構造になっています。閉じ口がしっかりかみ合うことで、浸水を防いでくれるようです。 実際にiPhone15 Proをケースに入れてみた様子。縦160×横80×厚さ10mmのスマートフォンまで収納できます。 専用のストラップが同梱されているので、別途用意する必要がないのはうれしいポイントです。
3. 二重のチャックで防滴「スマートフォン防滴ケースPlus」
「スマートフォン防滴ケースPlus」は、パッケージに「水没禁止」とある通り、水中で使用することは推奨されていません。 ただ閉じ口は二重のチャックになっており、水濡れからしっかり守ってくれそうな安心感があります。 チャックで閉じた口をさらに2回折り曲げて、最後にマジックテープで留める構造になっています。これだけしっかり閉じられれば、軽く水をかぶりそうな場所でも撮影できそうです。 実際にiPhone 15 Proを入れてみた様子です。このケースには縦160×横80×高さ12mmまでのスマートフォンを収納できます。ネックストラップも付いているので、スマートフォン以外にも水濡れさせたくないものがあればケース内に入れて携帯することができそうです。
4. スタンド付き「バスルームでスマホを楽しめる防水ソフトケース」
こちらは製品名の通り、バスルームでの使用を目的に作られた防水ケースです。 閉じ口は一重のチャック。上ぶたもなく、ロックの付いたケースや二重チャックのケースと比べると安心感は少ないように感じます。バスルームで使うものであっても、もう少し防水機能があってもよかったかもしれません。 ただこの製品の特徴的なのは、スタンドが付いているところ。スマートフォンを防水ケースに入れた状態で、立てて使うことができるユニークな仕様です。 実際にiPhone 15 Proをケースに入れ、スタンドで立ててみました。こうして立てると、いろいろな用途が見つかりそうです。これでもう少し防水性能が高ければ、波打ち際や川べりなどに設置して動画を撮るのもよさそうだと感じました。ただ簡易的な防水機能はあるので、水が直接かぶらない場所での撮影には使えそうです。※各製品の防水性に対する評価は、あくまで個人の見解です。製品の使用に関しては、自己責任で行ってくださいますようお願いいたします。