大阪のお笑い(漫才・落語)見るならココ!
「大阪人が2人いたら漫才になる」とはよく聞く話ですが、大阪にはお笑いや演芸を楽しむ劇場や寄席小屋が数多くあります。日常的に漫才や落語、コント、新喜劇などが開催されて、全国各地から観光客がやってきます。テレビやラジオでは絶対に放送できないようなディープなネタが満載なのがライブの面白さですが、いったいどこに行けば体験できるのか? 大阪のお笑いスポットをご紹介しましょう!なんといってもまずは吉本へ!
なんばグランド花月です。吉本新喜劇をライブで楽しむならココ! |
主に中堅から大御所のお笑い芸人が出演する劇場で、テレビ放送でも有名な吉本新喜劇が収録されることでも有名です。基本的なプログラムは平日2回公演、土日祝3~4回公演ですが、金曜夜にはお得なレイトショーを開催したり、「吉本・大見本市」と銘打って普段のなんばグランド花月では見られない漫才・ネタが盛りだくさんの公演などもあります。
なんばグランド花月の向かい、YES-NANBAビル地下一階にあるのがbaseよしもと(大阪市営地下鉄「なんば駅」より徒歩約4分)です。吉本の若手芸人の登竜門で、こちらも日替わりでライブが行われています。世間的には、まだまったく知られていない無名の新人が登場することも多く、客層もお笑い好きの女子中高生などが多い劇場です。また一般人でも料金を払えば舞台出演のオーディションが受けられるという若手発掘システムがあるのも特徴的です。我こそは!という方は挑戦してみては?
このYES-NANBAビルの4~7階にあるのが 大阪府立上方演芸資料館ことワッハ上方(大阪市営地下鉄「なんば駅」より徒歩約4分)です。日本で唯一のお笑い資料のミュージアムで、上方演芸の歴史を紹介する展示物や、小演劇場(上方亭)があります。とくにオススメしたいのが演芸ライブラリーで、ビデオ化、DVD化されていない、非常に貴重な過去の上方芸人のテレビ映像やラジオ音声などを視聴することができます。現在のお笑いならグランド花月。未来のお笑いならbase。過去のお笑いならワッハにいけば、体験できるというわけです。
また2008年11月にオープンしたのが京橋花月(京阪「京橋駅」下車すぐ)です。基本的なプログラムは2種類で、落語や漫才、新喜劇などを行う「ひる寄席」と、小演劇の役者なども交えた芝居を中心とした「よる芝居」があります。出場者はなんばグランド花月とbaseよしもとの中間的な位置づけで、ベテランも出ますが、メインは中堅、若手といったプログラム構成となっています。