Q:金利0.6%の定期預金に300万円を1年間預けると、利息はいくらでしょうか?
「1年もので金利0.6%の定期預金を見つけたので300万円を預けてみたいと思います。利息としてもらえる金額はいくらでしょうか?」(匿名希望)
300万円を金利0.6%の定期預金に預けたら、1年でどのぐらいの利息がもらえる?
A:税引き前の利息は1万8000円受け取れます
相談者は、金利0.6%の定期預金に300万円を預けたいとのこと。もし300万円を1年間預けると、税引き前の利息は1万8000円、税引き((所得税+復興特別所得税)+住民税=20.315%)後の利息はおよそ1万4340円となります。
現在、あるメガバンクの1年ものの定期預金の金利は年0.275%です。もし、こうした定期預金に300万円を1年間預けると、税引き前の利息は8250円、税引き後の利息は約6574円となります。
より高金利の定期預金にお金を預けることができれば、多くの利息を受け取れますが、注意点があります。
1つは、満期まで原則として引き出しができない点です。途中で解約すると、普通預金の金利が適用されるなど、預け入れ当初よりも金利が下がることがあります。
次に、預金を引き出す時の手数料についても確認しましょう。引き出す時に、金利分が手数料でなくなることのないよう、注意しましょう。銀行によって、会員ステージが上がると、手数料が優遇されることもありますので、自分にあった方法で、手数料がかからないように預金を引き出すようにしましょう。
さらに、高金利の定期預金の中には、利用者の居住地域が限定されていたり、組合員であることが条件だったりするケースもあります。
組合員として定期預金を利用する場合、出資金が必要になることもあります。出資金は退会時に返還されますが、定期預金の満期後も引き続き高金利商品がある場合は、その金融機関を利用し続ける選択肢もあります。ご自身の状況や目的に合わせて、最適な利用方法を検討してみるとよいでしょう。
最後に、受け取れる利息については、金融機関のホームページなどに掲載されている利息計算ツールを活用するのもおすすめです。
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監修・文/深川 弘恵(ファイナンシャルプランナー)