定期預金の金利は金融機関ごとに違いがあり、店頭金利よりもネットおよびネット銀行の金利の方が高く設定されています。気になる金融機関があるなら、金利はいくらか確認してみましょう
できるだけ高金利を狙うなら、ネット銀行の定期預金を検討しよう
各銀行から各種金利の引き上げのニュースが流れ、今まで以上に定期預金で運用するメリットが印象づけられました。とはいえ、いきなり金利はいきなり上昇しません。国内景気や経済情勢、世界のトレンド等を踏まえていますので、劇的に金利が上昇することはあり得ないのです。
一般的に、銀行の定期預金は、どこに預けても同じというイメージがありますが、もちろん金融機関によって金利は違っています。できるだけ高い金利の金融機関へ預けたいと思っているなら、狙うべきはネット銀行の定期預金です。
さらに、期間限定でキャンペーン金利や新規口座開設をした人向けのキャンペーンを実施している金融機関もあります。ネット銀行やネット銀行+キャンペーン金利を利用して、より高い金利で運用することが可能になりますよ。
今までは、大手銀行の多くが定期預金の金利を年0.002%にしていましたが、金利は上昇し、年0.025%になりました。
しかしながらネット銀行であれば、もう少し高い金利が期待できます。
4月は新たな生活をスタートする人が多く、新規に口座を開設した人を対象としたキャンペーンを実施している銀行がいくつかあります。
東京スター銀行はWEB申し込み限定となっていますが、新規口座開設優遇プランとして、『スターワン定期預金』が年0.45%で預け入れが可能です。条件としては、最低預入金額50万円、預入期間1年です。
同じく新規口座開設をした人が対象で金利優遇が受けられるのが、SBI新生銀行、オリックス銀行で年0.40%です。愛媛銀行の四国八十八カ所支店は年0.35%で預け入れが可能です。
SBI新生銀行の場合、1年ものの定期預金の金利です。インターネットバンキングを利用したときは預入金30万円以上からとなりますが、店頭等では300万円以上からとなりますので注意してください。
オリックス銀行の場合、1年定期は年0.40%ですが、6カ月定期は年0.50%になります。ただし、口座開設期間および優遇金利定期預金作成期間が決められており、定期的に金利が見直しをされていますので気を付けてくださいね。
期間限定でキャンペーン金利を実施しているのは、商工組合中央金庫の商工中金ダイレクト、しずおか焼津信用金庫のしずしんインターネット支店、徳島大正銀行のとくぎんネット支店は、いずれも年0.35%で預け入れが可能です。条件は金融機関ごとに違いがありますので、確認してみましょう。
また、安定的に金利が高いのは、UI銀行の「スーパー定期預金」で、1年定期の金利は0.25%、3年定期の金利は0.35%です。また、6カ月定期の金利は年0.30%になっています。短期間でも高い金利が得られるのも魅力的ですし、金利上昇のタイミングでは、預け替えやすい商品を利用するのが便利です。
ネット銀行は近くに店舗がなくても、インターネットバンキング、店舗、テレフォンバンキングで預け入れできます。遠方に住んでいても口座の開設はしやすいです。
この他にも各金融機関で金利優遇サービスを実施している金融機関はありますので、自分が取引している銀行や地元の金融機関の金利はどのようになっているのか、確認するとよいでしょう。
ボーナスの時期にはキャンペーンを行う銀行が多くなります。タイミングをあわせて預け入れるのもオススメです。その他、給与振込や公共料金の引き落としなど、取引を集中することで金利のアップが受けられる銀行もあります。チェックしてくださいね。
※金利は2024年4月7日時点