名古屋の観光・旅行/名古屋のおすすめエリア

金山・熱田・名古屋港(4ページ目)

熱田神宮、名古屋港水族館の大物スポットがある名古屋市南部エリア。そして、この一帯を巡る際の拠点となるのが名古屋の副都心・金山。名古屋駅、栄とのアクセスもよいこのエリアの主要スポットや移動法を紹介!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

ジオラマ模型に萌える! 産業ミュージアムとしての
ポテンシャル高い「名古屋海洋博物館」

さて、水族館の存在感が際立つ名古屋港ですが、隣接するミュージアムも実は非常にマニアックで見ごたえがあります。

昭和初期の名古屋港

昭和初期の名古屋港

まず名古屋ポートビル内の「名古屋海洋博物館」。ここの見どころは何といってもジオラマ模型の見事さ。江戸時代の渡船場、昭和初期の名古屋港、伊勢湾台風の被災地の様子など、どれもこれも非常に精巧で見事な出来栄えなんです。船の模型も多数あり、こちらもやはり細工が細かく非常にリアル。模型ファンや筆者のようなジオラマ好きなら、引き込まれること間違いありません。

海洋博物館なのになぜバイクや車が?undefinedそれは、輸出入をはじめとした港での仕事や港の役割を分かりやすく教えてくれる“産業ミュージアム”だから

海洋博物館なのになぜバイクや車が? それは、輸出入をはじめとした港での仕事や港の役割を分かりやすく教えてくれる“産業ミュージアム”だから

この他、コンテナのリアルスケール模型なども、本物の輸出向け左ハンドル乗用車が置かれていたり随所にこだわりが貫かれています。港湾関係企業の新入社員が、研修の一環として見学に訪れるほどだそうで、プロにとってもタメになる本格派の産業ミュージアムなんです。

近年、企業博物館にも注目が集まるようになっていますが、こちらもお仕事をテーマとする博物館として非常に奥行きがあり、太鼓判です。

南極と日本を結んだ名船がパビリオンに
「南極観測船ふじ」のマニアな楽しみ方

昭和60年から名古屋港にやってきた南極観測船ふじ

昭和60年から名古屋港にやってきた南極観測船ふじ

このすぐ隣にも、これまたディープな魅力をもったミュージアム、「南極観測船ふじ」が。ここは昭和40年から18年間にわたって活躍した本物の南極観測船を現役時代の姿のまま港に係留させたパビリオンです。

館内(というか船内)に足を踏み入れるとまずビックリするのがリアルすぎるマネキン。

 

リアルなマネキン17体が船内での暮らしを再現

リアルなマネキン17体が船内での暮らしを再現

吊るされた洗濯物だらけの部屋で立ち尽くす者、仲間とボードゲームに興じる者、孤独に虚空を見つめる者など、船室などあちこちで、マネキン船員たちが船上での生活ぶりを再現しているんです。机に並べられた本やノート、壁のピンナップなど小道具の多くは、実際に隊員たちが使っていたものというから、リアルなのも当然です。

 

極寒の南極生活に潤いを与える(?)バニーちゃん

極寒の南極生活に潤いを与える(?)バニーちゃん

この他にもよ~く見て回ると、簡易ベッドに“人生楽あれば苦もまた多し”と残された落書きや、パネル写真の中の女装したチョビヒゲ“バニーボーイ”など、長期にわたる南極生活における隊員たちの心の叫びがひそかに感じられるようになっています。

名古屋港水族館 名古屋海洋博物館
住所:名古屋市港区港町1
アクセス:地下鉄名古屋港駅から徒歩5分
TEL:052・652・1111
開館時間:9時30分~17時
定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)、7~9月は無休
料金:名古屋港水族館 大人2000円、名古屋海洋博物館・南極観測船ふじ・ポートビル展望室 大人各300円、3施設共通700円、4施設共通2400円
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