名古屋の観光・旅行/名古屋のおすすめエリア

名古屋城周辺(2ページ目)

名古屋基礎知識のエリアシリーズ。名古屋に来たらまず見ておかなければならないのが名古屋城。その見どころに加え、レトロ建築が建ち並ぶ「文化のみち」や、食べ歩きも楽しい「円頓寺商店街」など周辺エリアを紹介!

大竹 敏之

執筆者:大竹 敏之

名古屋ガイド

【周辺エリア ~文化のみち レトロ建築探索コース】

キムタクドラマのロケ地にもなった
大正建築は必見の名古屋市市政資料館

大正11年築の重要文化財「旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」を保存・公開する名古屋市市政資料館

大正11年築の重要文化財「旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」を保存・公開する名古屋市市政資料館

名古屋城からその周辺を巡る場合、東側の「文化のみち」周辺を散策するか、西側の円頓寺商店街をぶらぶらするか、どちらかのエリアを選択することになります。

ステンドグラスに漆喰塗り、マーブル塗りなど重厚なムード漂う中央階段室

ステンドグラスに漆喰塗り、マーブル塗りなど重厚なムード漂う中央階段室

「文化のみち」一帯はレトロな建築物があちこちに残る文化の香り漂うエリアです。まず向かってほしいのは名古屋城東門から歩いて8分ほどの名古屋市市政資料館。ここは大正11年に建てられ、昭和54年まで裁判所として使われていました。ネオバロック調の重厚かつ華やかな建物は、レンガ造りとしては最期の大規模近代建築で、重要文化財にも指定されています。

 
重厚な調度品を配し荘厳な雰囲気を醸し出す会議室

重厚な調度品を配し荘厳な雰囲気を醸し出す会議室

館内に一歩足を踏み入れると、高~い天井の中央階段室が。これまた重厚な石造りの階段や、美しいステンドグラスが印象的な見事な意匠です。実はここ、キムタク主演のドラマ『華麗なる一族』のロケ地としても使われた場所なんです。

 
人形たちをキャスティングして明治時代の法廷を再現

人形たちをキャスティングして明治時代の法廷を再現

常設展示では、明治時代から現在までの法廷の様子を復元し、紹介しています。裁判の再現シーンに人形を使ってるあたりが、筆者のような好事家のツボにもハマります。

このリッパな施設が何と入館無料というのもうれしい限りです。

■名古屋市市政資料館
住所:名古屋市東区白壁1-3
アクセス:地下鉄市役所駅より徒歩8分
TEL:052・953・0051
開館時間:9時~17時
休館日:月曜(祝日の場合は直後の平日)、第3木曜(祝日の場合は第4木曜)
入館料金:無料
Yahoo地図情報

大正~昭和初期のゴージャス建築が
立ち並ぶ「文化のみち」

発明王・豊田佐吉の弟の佐吉邸は和館と洋館を併設した珍しい邸宅。月・金以外は無料公開

発明王・豊田佐吉の弟の佐吉邸は和館と洋館を併設した珍しい邸宅。月・金以外は無料公開

市政資料館をはじめとする「文化のみち」周辺は、白壁という名古屋の古くからの高級住宅街。このエリアに住む名古屋マダムはシラカベーゼとも称されます。散策ルートにも地元財界人の旧邸宅が点在し、一般公開していたりレストランとして活用されているところもあるので、見学や休憩をしながら歩いてみてください。

 
日本の女優第1号・川上貞奴の往時の衣装やポスターなどを展示

日本の女優第1号・川上貞奴の往時の衣装やポスターなどを展示

中でも、エリアの東端にあたる二葉館は、日本の女優第1号と言われる川上貞奴の旧邸宅で、貞奴が着用した着物なども見られ、見ごたえ十分です。

「名古屋城の東門」~「名古屋市市政資料館」~「二葉館」はそれぞれ徒歩で8分程度。それほど大した距離ではありませんが、名古屋城の見学と合わせると踏破するのは結構キツいかもしれません。冒頭でも紹介した観光ルートバス「メーグル」は、どちらも停留所があるので、これを活用して移動するのが得策です。
「文化のみち二葉館」 (文化のみちのルート詳細はこちらを) 

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