夫までパパ活をしかけていた!?
そんなことがあったあと、家でパソコンを使っていたら、夫が以前見たサイトの履歴が出てきた。そこにはパパ活のサイトがあった。「血管が切れそうになりました。夫には娘のことは言ってないし、娘には自分のスキルをアップさせたほうがのちに役立つ。もし勉強したいことがあるなら、そのために応援するということは伝えていました。パパ活なんかやめろと言ってもやめないでしょうからね。でも日々、心配していたんですよ。そんなときに夫がパパ活関連サイトを見ていたとわかって、もう何がなんだか」
夫が寝ているときに、こっそり夫のスマホをチェックした。パパ活アプリがしっかり入っていて、どうやらアクセスもしているようだった。ただ、まだ実際に会うところまではいっていないようにも思えた。
「夫にカマをかけてみました。パパ活ってどう思う? と。夫は一瞬、目が泳いでいましたが『どうってどういうこと?』と逆質問。こういうときの夫は時間稼ぎをしているだけなんですよ。だから『娘がパパ活しているとしたらどうする?』と踏み込んでみました。夫はカッと目を見開いて、『会社を辞めさせて家に引っ張って帰る』と。世の中のおとうさんたちはみんなそう思ってるよねと言っておきました」
娘と同じような年齢の女性とデートする心理
数日後、夫のスマホを見ると、パパ活アプリは消えていた。娘を溺愛して育ててきた夫でさえ、自分の娘と同じような年齢の娘とデートすることを夢見ていたのだろうか。あるいは娘を同じ世代というところに意識がいかないのだろうか。アヤコさんは不思議でしかたがなかったと言う。「でも夫は目が覚めてくれたようでよかった。あとは娘ですね。自分がしていることに後ろめたさを感じないのか、感じても現金に目がくらむのか。やめさせたいけど、その術がわからないんです」
アヤコさんが正義なのか、娘の考え方もありなのか。誰が判断をするのか。彼女の苦悩は続きそうだ。