MCASのEXCEL2007 |
勉強方法
過去のバージョンでは、数社からの対策本が発売されていましたので、いずれかを勉強していればある程度の点数が取れたのですが、2007に関しての対策本は、現在(2007年8月)のところFOM出版の本しか発売されていません。秋以降には、各社から発売される予定です。▼MCAS対策本(FOM出版)
MCAS対策本(Word2007・Excel2007)
初心者の方が、この本だけで受験する場合は、かなりちゃんと覚えていたとしても800点くらい取れるまでしかいきません。では、ほかにどうしたらいいかを以下に挙げ、受験のポイントと共に確認してください。
試験対策のポイント
(1)対策本の内容は必要最低限
対策本には、模擬試験がありません。ですから、ひたすら練習問題を解くしかありません。模擬試験的に50分の時間で問題を出すシステムはありますが、覚えてしまった問題が50分用にランダムに表示するだけですので、1回行えばいいくらいです。なんせ覚えてしまったものをやっても、多分できるに決まっていますので。もしこれで出来ないのなら、もっとできるまで繰り返ししてください。というのも、最低この対策本だけを完璧にやって合格できるくらいなので、ちょっとミスすると、不合格になってしまう可能性が大きいのです。
(2)対策本にないところも見ておく必要がある
ダイアログボックスを出したら、他のタブも見ておく。また、そのダイアログボックスのほかのボタンもクリックし、何が設定できるかを見ておく。ということが必要です。かなり細かい設定を変更する問題も出てきます。
受験のポイント
(1)残時間をよく見る
20問から35問の間で出題されるとなっています。もし丁度真ん中の25問の問題が出たとします。1問を2分程度で解かなければなりません。それも1問の中にも小問題が2問から3問出ますので小さい問題は1分程度で解くことになります。実際私が受験した感じでも、時間が足りないくらいでしたので、残時間をよく見て解いていってください。
(2)わからない問題はスキップする
(1)と関係しますが、対策本ではまるっきり載っていない問題も何問か出題されます。これは、抜かしてしまって、もし時間があれば解くようにしてください。確実に解ける問題を解いていくようにしましょう。
以前からそうなのですが、「言い回しがよくわからない」と受験した人はいいます。指定されている場所がわからないとか、どこに作成するのかがわからないということです。よ~く、読み込んで、問題の作成者が何を出題したいのかを考えてください。でも時間をあまりかけることができないので、やむをえない場合は、スキップをします。よくわからない表現は何問かだけなので、対策本と同じようなものもいくつか出ますし、わかるものを確実に解ければ、合格はできます。
(3)1問の中に、小問題が数問あるものがあります。最初の問題が解けて次の問題ができない場合は、スキップすると、再度、最初の問題も解くことになります。上記でお話したように、かなり全体的に解く時間はぎりぎりなので、小問題が1問でも解けていれば、あとの問題がわかりそうもなければ、そのまま「次へ」行ってしまった方がいい場合があります。多数の問題をスキップしてしまい、結局時間が足りなくなってしまった時には、スキップした中で小問題が解けていたものがあっても、採点されないからです。すべて最初からとなりますのでこれは、本当に気をつけてください。
(4)画面構成が試験仕様になっています。いつも使うものが表示されない場合もありますので、1つの方法だけで勉強するのではなく、他の方法も知っておくといいでしょう。
(5)Excelでのポイントは、シートのことか、表のことか、グラフのことか、指示があるものは、それを選択すること。特にグラフの場合は、クリックしていないとグラフを変更するためのリボンが表示されません(レイアウトやデザイン)ので、問題を解くことができません。
(6)わからない場合は、範囲選択するか、指定のセルの中で右クリックをしてみると関連するメニューを見つけることができるかもしれませんのでどこを探してもない場合は、「困った時の右クリック」で、出してみてください。
★FOM出版からは、秋には、模擬試験だけを集めた問題集が発売されますし、その他の出版社からも対策本が出版されます。自信がないようでしたら、秋まで待って、模擬をするか、他の本ももう1冊くらい勉強してから受験という手もあります。ご自身の計画に沿って勉強をしてください。
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▼石渡の記事とリンク集
Microsoft Office Specialist(旧MOUS)