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箱の中に箱・・ネストは入れ子のこと |
先日、私にメールでご質問が届きました。以前VLOOKUP関数をご紹介した記事を書きましたが、『VLOOKUP関数では表示しきれない範囲を指定するほかの関数がないでしょうか』というご質問でした。そんな場合は、関数のネストを使いましょう・・・ということでIF関数のネストをご紹介しました。今回は、そのご質問と回答をこちらでご紹介します。
【INDEX】
1ページ・・範囲のあるVLOOKUP関数の考え方
2ページ・・・IF関数のネスト
範囲のあるVLOOKUP関数範囲のあるVLOOKUP関数の記事
この記事の表をこちらに掲載します。
この表で、相田さんを例に取って説明します。相田さんは、24360円売り上げたので、右の参照の表から見ると、2万以上3万未満のランクになります。それで、マウスパッドをもらうことになります。
範囲のあるVLOOKUPの考えかたはおわかりでしょうか。では、今回のご質問はどのようなものだったのでしょう。
質問VLOOKUP関数はマスターテーブルに存在しない検索値を指定した場合、指定された検索値を超えない範囲で最も大きい検索値が指定されたものと判断します。 例えば17cmの鉛筆があって15,20cmの箱があった場合、15cmの箱を選んでしまい納まりません。一つ上の値を選ぶようにするにはどのようにしたらよいでしょうか? もしくは他に使える関数はありますでしょうか?
・回答をもしVLOOKUPでしたら、以下のような表を作成することになります。
赤で囲んだ箇所が注意点です。ここを整数にすると、鉛筆の長さが10cmの時に筆箱が15cmとなってしまうのです。ですから、0.1cmを付け足しました。でも、鉛筆の長さは、いつもぴったり整数ではありませんよね。もし、もっと細かい設定をしないといけないかもしれないのです。小数第5位あたりまで?
そこで、VLOOKUP関数ではなく、IF関数のネストでこの問題を解決しましょう。次のページではIF関数のネストの説明です⇒