「黒スウェット」のレディースコーデ4例
スウェットはトレーニングウエアやルームウエアなどに用いられてきた歴史がありますが、最近ではスポーツブランドやストリートブランドはもちろん、ハイブランドからもリリースされており、ファッションアイテムのひとつとして定着しています。スウェットはカラーバリエーションが豊富ですが、定番色は「黒」。高見えする「黒スウェット」が根強い人気を誇っています。
スウェットは表地と裏地で異なる質感を持っているのが特徴で、裏地は大きく2つの種類があります。コットン100%のスウェットはパイル地のように吸水性の高い裏毛タイプ。耐久性や防寒性を高めたヘビーウェイトは、厚みや重みがあるため、メンズやユニセックスが主流です。
女性用のスウェットはポリエステル混、フリース素材のように保温性の高い裏起毛が多く、軽量化や保温性、デザイン性に優れた商品が増えています。
今や黒スウェットはワードローブには欠かせない存在となっていますが、カジュアルな印象もあるため、どちらかといえば若い人向けのアイテムです。今回は40代の大人女性におすすめの、「黒スウェット」の着こなし例を見ていきましょう。“きちんと見せ”がポイントです。
黒コーデが高見え! 差し色「白」の効果
クルーネックのスウェットとスラックスを黒でそろえたカジュアルコーデ。この写真は、スウェットの衿と裾からインナーの白Tシャツを見せることで、抜け感を演出。ともすると部屋着っぽくなりがちなスウェットを、おしゃれな印象に仕上げています。白スカートを合わせたモノトーンコーデ
この写真は、定番のクルーネックスウェットに、ベルベット素材のロングスカートを合わせた黒白モノトーンコーデ。ベルベットの上品な素材感とボディラインを包み込むバイアス仕立てのストレッチ感によって、キレイめな印象を引き寄せています。タレントのアンミカさんが「黒は300色ある」とおっしゃったように、黒スウェットとひと口に言っても、もさまざまな色があります。
1番目の写真の黒スウェットは漆黒の闇を思わせるような強さがありますが、この写真の黒スウェットは、墨黒のような優しさが感じられます。同じようなクルーネックのスウェットですが、ちょっとした色みの違いで、印象は違ってきます。好みの黒を選んだり、顔映りのよい黒を選んだり、ちょっとこだわってみると黒スウェットの楽しみ方は広がりますよ。
後ろが長いタートルネックの黒スウェット
すでに定番のクルーネックのスウェットを持っている人は、デザイン性に富んだスウェットにチャレンジしてみましょう。ここ数年、ショート丈のトップスがトレンドですが、40代の女性は苦手意識を持つ人が多いようです。この写真のスウェットは、前の丈が短く、後ろ丈が長めになっていて、ウエスト位置を高めに見せながら、ヒップを隠してくれる優れもの。ユニクロの3Dニットのスカートと合わせて、女性らしいシルエットを作っています。オフタートルネックも新鮮ですよね。
インナーでコーデを楽しむ! ハーフジップの黒スウェット
クルーネックのスウェットは、衿と裾にインナーのTシャツを見せるのが定番のアレンジですが、ハーフジップデザイン&オーバーサイズのスウェットなら、インナーとのコーデの幅が広がります。この写真は、ユニクロのストライプシャツに黒スウェットを重ね、ジップの開け具合を調整して、シャツの衿を見せています。シャツもパンツもスウェットもゆるっとしたシルエットなので、こなれたスタイリングになっています。
今回は定番の黒スウェットをテーマに、40代の女性におすすめのコーディネートをご紹介しました。定番のクルーネックは万能ですが、デザインに一工夫あるスウェットも増えています。定番だからこそちょっと差のつく、きちんと感のあるコーディネートを楽しんでみませんか?
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