人間関係

誰にでも相談しまくる「かまってちゃん」扱い。40歳女性が職場でもママ友界隈でも嫌われた理由

まずはリーダー格に、次は副リーダー格に……。「あなたにしか相談できなくて」といって次から次へと相談を持ち掛けた“相談魔”の40代女性が、いつの間にか嫌われていた理由は?

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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本人がどう思っているかわからないが、はたから見ると結局は「かまってほしいだけなんじゃないの」と言われてしまう人がいる。
ママ友たちに嫌われてしまったと思う

ママ友たちに嫌われた結果、子どもの友だち関係にも悪影響をもたらすケースも

「相談魔」は職場でもママ友界隈でも嫌われる?

「私の思い込みかもしれないけど、最近、職場でもママ友仲間にも嫌われているような気がしてならないんです」

アリサさん(40歳)は複雑な表情でそう話す。夫とは共働きで7歳になるひとり娘がいる。周囲とはうまくやっていける性格だったはずなのに、娘が小学校に上がるのを機に今の場所に越してきてから、周りと軋轢(あつれき)が生じているのだという。

「ちょうど職場も部署が変わったんです。環境がいろいろ変わったので私自身もちょっと調子がおかしくなったことはあるかもしれない。ただ、私自身は今までと何も変わってはいないはずなんですが……」

引越したばかりだから、まずは近所の人やママ友と仲良くしなければと思った。だから何でも質問したそうだ。特にママ友関係には気を遣い、リーダー格のママにはいち早く相談することにしていた。あなたにしか相談できなくて、と言いながら。

「でも彼女の意見がすべてではない。だから次に副リーダーっぽいママにも『こういうときはどうしたらいいんでしょう』と相談しました。さらに他のママはどうしているのかと、子どもが仲良くなった子のママたちにも聞いてみる。そうやって自分の判断基準を作っていきたかったんですよね。でも結局、私がいろいろな人に相談しているのがバレて、リーダー格のママから『私を信用してないのね』と言われてしまった。『いや、病気のときだってセカンドオピニオンをとるのが今の時代、当然ですよね』と冗談めかして言ったら、またそれで怒ってしまったようで」

ママ友たちに嫌われて、子どもまで仲間外れ

いったん歯車がずれると、次から次へとずれていく。アリサさんが仲良しだと思い込んでいたママが、彼女の息子の誕生日パーティのときに娘を呼んでくれなかった。

「娘が学校から帰ってきて、『明日はショウくんの誕生日なんだけど、私は呼んでもらってない』と言いだしたんです。翌日、私は在宅ワークの日だったので、ショウくんのママに連絡をとって『うちの子が呼ばれてないって言うんだけど……。仲良しなのにどうして?』と聞いたんです。すると彼女は、『あなたは、いろいろな人に、あなたにしか相談できないと言いながら聞いてまわってるでしょ。そういうのが私たちの間で不評でね、結局、誰のことも信用していないんでしょうから、すべてご自分の判断でやればいいんじゃないのということになったの』って。それと誕生日に呼ばないこととの関係がわからないと言うと、『そういう理屈っぽいところもうんざりなのよ』って。嫌われたんだろうとは思うけど、なぜ嫌われたのかがわからなくて」

アリサさんは困惑した。

>職場でも同じ現象が発生……?
 
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