人間関係

安達祐実、2度目の離婚発表に「何度も離婚できるなんて、ある意味“幸せ”」と羨む女性たち(2ページ目)

俳優の安達祐実さんが2度目の離婚を発表した。世の女性たちからは、何度も離婚できる“幸せ”をうらやむ声も多い。自立できていさえすれば、「好きなように生きていくのが一番」なのだから。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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「2度目だからこそ離婚できない」気持ちも

「私は2度目の結婚、今の夫は初婚。だからこそ、もう失敗できないと自分を縛りつけている面がありますね」

ミチカさん(45歳)はそう言った。29歳で最初の結婚をしたものの3年で離婚、38歳のときに軽い気持ちで付き合っていた7歳年下の彼との間で妊娠がわかり、結婚となった。

「彼も本当は結婚したくなかったんじゃないかと思うんです。でも責任感が強くて、結婚すると言い張った。相手の親の反対も乗り越えての結婚だったし、今さら別れたいとは言えません」

彼が若い女性と浮気したのも知っているが、怒るに怒れなかった。年上だからという理由だ。ミチカさんが年齢を必要以上に気にするから、それは夫にも伝播している。

「あるとき夫が『あなたはオレのことを、弟みたいに思ってる。全然、男として見てくれていない』と怒ったことがあるんです。私がつい、年下なんだからという目で見てしまうのを夫もわかっている。だから背伸びしたり突っ張ったりする。私はそれを軽く受け流してしまう。正面から向き合ってくれないと言われました。でもそういうストレスから浮気する人は、やはり幼いとしか思えなかった」

緊張感が漂う夫婦関係、息苦しい家庭生活

表面上、家庭生活は続けているがミチカさんも夫も妙な緊張感に支配されているので、子どもも伸び伸びできずにいるようだ。子どものためにも本当は離婚という選択をしたほうがいいのではないかと考えることもあるが、夫には言い出せない。

「夫は夫であろう、父親であろうと必死に頑張っているように見える。私はそういう夫にどう対処したらいいかわからないんですよね。明らかにコミュニケーション不足なのはわかっているけど、7歳も下のパートナーにどういう言葉で語りかければいいのか……」

自分の言葉で、自分の心からの言葉で真摯に話すしかないのはわかっていると彼女も言う。わかっていながらそうできないのが、「結婚は重いもの。責任を放棄してはいけない」「離婚したら子どもがかわいそう」という思い込みなのだろうか。

だからこそ、軽々と離婚して新しい人生を踏み出していくように見える女性は同性から羨ましがられるのかもしれない。
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