「好きなように生きていくのが一番」との声
2歳から芸能界で仕事をし、芸歴40年! 子役時代は陰鬱な感情にも陥ったことがあるようだが、見事に大人の女優へと脱皮、着実にキャリアを重ねている。彼女の2度目の離婚に世間は「自立していて、夫に頼る必要もないのだから、好きなように生きていくのが一番」という声が多い。
「何度も離婚できるのは、ある意味では幸せだと思う」と言う一般女性も少なくない。
「離婚したいけどできない地獄」を語る女性も
「2度目の離婚と知って羨ましかった」そう言うのは同世代のケイコさん(40歳)だ。結婚して10年、8歳と5歳の子がいるが、共働きの夫との仲は「決していいとは言えない」そう。
だからこそ、カメラマンの元夫と「私たちの写真は、変化を重ねながら今後も続いていきます」とした安達祐実さんのコメントに心惹かれたという。
「夫婦としての関係を解消しても接点が持てるということは険悪にならないうちに離婚できたということですよね。私だって何度離婚を考えたことか」
ケイコさんの夫は8歳年上で、元上司ということもあり、その関係が家庭にも持ち越されたままだ。どこか命令的な口調、「だからおまえはダメなんだ」という決めつけ、挙句の果てには「母親としてどうなんだ」という神経を逆なでするような発言に、うんざりしているそうだ。
夫婦になっても関係性は上司と部下のまま
「最初のうちは、私を正してくれるありがたい人生の先輩と思っていたんですが、子育てをしているうちに、もしかしたらこの人はただ威張りたいだけなんじゃないかと思い始めました。でも夫にそういう意図はなさそうだし、どうやら悪意があるわけでもない。ただ、私との関係が上司と部下で始まったから、彼の中で関係性が固定していて崩せないみたいなんです。私は何度も、彼の心をノックして開けようとしたけど、彼は上司という扉を壊そうとはしなかった」そうしているうちに、社会人として妻として母として活躍を続けるケイコさんのほうが、年上の夫より大人になってしまったのではないだろうか。
「私もできれば、夫から自由になりたい。でも子どもたちは父親を慕っているし、この先かかる学費などを考えたら、やはりふたりの経済力があったほうがいい。それに離婚する決定的な理由がないんですよね。友人は、『おまえはダメなんだ』と言われた時点で別れると私の代わりに怒っていましたが、やっぱり、ここは私が我慢すればすむと思っちゃうんですよね。立場が弱いわけではないけど、女だから、元部下だから弱いと自分でも思い込んでいるんだと思う」
そこまでわかっていながら、思い切った決断はできないのが現実だとケイコさんは苦笑した。
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