Q. ホテルからトコジラミを持ち帰ってしまったら、どうなりますか?
旅行先のホテルからトコジラミを持ち帰ってしまった! もしも自宅で増えてしまったら…
トコジラミ(かつては「南京虫」とも)の被害が国内でも拡大しています。もしも自宅に持ち込んでしまったとき、どんな症状が考えられるか、また自分で駆除することはできるのか、解説します。
Q. 「旅行が好きで、よく一人で国内外の旅行を楽しんでいます。リーズナブルなホテルに泊まることが多いのですが、最近トコジラミが増えていると聞いて心配です。もし旅行先のホテルから家に持ち込んでしまっていたら、どうなりますか?」
A. 噛まれると、かゆみなどの症状が出ます。こまめな掃除を徹底しましょう
トコジラミは成虫もごく小さいですが、特に卵や幼虫は様々なものにくっつきやすい性質があるため、衣類や旅行カバンに付いてしまったものを、旅先から家に持ち帰ってしまうこともあるようです。トコジラミは蚊と同様に、生き物の血を吸う虫です。刺された箇所はかゆみが起きたり、皮膚が赤くなったりします。かゆみがひどく、眠れないほどつらいこともあります。トコジラミは爆発的に増えるため、まずは持ち込まないことが第一。ホテルでも必要な時以外はカバンを開けっ放しにせず、衣類やカバンをビニール袋などに入れておくなど、トコジラミが付かないように工夫しましょう。
それでも持ち込んでしまったかもしれないと不安な場合は、増える前に駆除することが大切です。まだ刺された跡などがない場合は、今のうちにこまめな掃除を徹底することで、卵や幼虫も除去することができます。
もしも目視してわかるほど、ベッドの隅などでトコジラミが増えているのを見つけてしまった場合は、掃除機で吸う他、卵ごとガムテープに貼り付けて捕ったり、熱めのお湯で洗濯するなどの方法が有効です。殺虫成分が効きにくい個体も増えているようですが、トコジラミに効く殺虫剤を試してみるのもよいでしょう。かゆみが続くのはストレスですし、かきむしることで皮膚の状態を悪化させてしまいます。もしトコジラミに噛まれた跡があり、自分で駆除するのが難しそうなときは、専門の駆除業者にお願いするのもよいでしょう。
トコジラミについてさらに詳しく知りたい方は、「【画像あり】トコジラミに刺されたときの症状・効果的な予防法・駆除法」もあわせてご覧ください。