人間関係

「母親の休み」確保してる?ある土曜日、39歳フルタイム勤務が“ただの昼寝”を夫に指摘されて

休日に夫が子どもたちと出かけた日にしたことは、ただ昼寝をして“休む”ということだった。これではいけないと思い、夫とも相談し「母親の休み」「父親の休み」決めてみたら?

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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某YouTuberたちの離婚やら不倫やらセカンドパートナーやらの問題が炎上している。主役となっている女性が子どもを後輩に預けて、セカンドパートナーとディズニーランドで「慰安デート」(本人のXより)していたことが、さらなる炎上をもたらしているようだ。

彼女は「母親だって休むに決まってるだろ。世の中の母親我慢しすぎてる」というが、では一般的に母親はどうやって休んでいるのだろうか。
夫が子どもをつれて出かけた日にしたことはソファーに横になることだった

夫が子どもを連れて出かけた日にしたことが、家事でなくソファーで昼寝だった場合

 

39歳フルタイム勤務、週末も「休んでない」

「うちは土曜日は私の休日と決まっているんです。きちんと履行されるようになったのは、ここ半年くらいですけどね」

そう言って笑うのはノリコさん(39歳)だ。現在、8歳と5歳の子がおり、夫婦はふたりともフルタイムで働いている。ただ、コロナ禍を機にノリコさんの出社は週3回になった。仕事量は変わらないが、出勤に時間がとられない分、働きやすくなったと感じているそうだ。

「ただ、出社しない日は私が必ず保育園の送り迎えをしなければいけないし、夫の負担が軽くなっただけのような気もしていました。確かにラッシュ時の電車に乗らない日が増えたのはありがたかったけど、その分、家庭に縛られる時間が増えたともいえる。夫とも、そのあたりはけっこう話し合っていましたが、妙案はなかったんです」

夫・子どもが出かけた後に妻がしたこと

ある土曜日、夫がふたりの子を連れて遊びに出かけてくれた。ノリコさんは、ふだんできないリビングや寝室の整理整頓をしようと張り切っていたが、ひとりになったとたん、リビングのソファにだらりと寝そべってしまった。

「冬だったんですが窓からやんわりと陽が入ってきて、なんともいえず気持ちがよかった。ハッと目覚めたら3時間もたっていました。整理整頓はできなかったけど、なんだか蘇ったみたいに元気になれた。時間を気にせず気ままに過ごす、つまり“休む”ということをほとんどしてないと気づいたんです。そうしたら、今度は早く子どもたちが帰ってこないかなと待ち遠しくなって……。めったにやらないクッキー作りを始めてしまったんです。やっぱり子どもの笑顔が見たい。でも自分が元気でなければできない」

その話を夫にしたら、「家事をしたいから子どもを連れ出してほしいと言っていたのに、いいかげんなもんだな」と冗談交じりに言われ、ノリコさんは不快を通り越して思わずキレてしまった。

「あなたは平日、飲んで帰ってくることもあるよね。仕事がらみじゃないときも多いよね。私は休んじゃいけないの?と反論したんです。夫は最初は『だってきみは母親だろ』なんて言ってたんですよ。あなたは父親だよね、親の責任は同じでしょと言ったら黙ってしまった」

それでも彼女がラッキーだったのは、夫がそのことを真摯に受け止める人だったことだ。

 >お母さんのお休みとお父さんのお休みを決めた
 

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