人間関係

「義実家LINE」がしんどい妻。義母と義姉相手に“やらかし”て「頭悪そう」といじめられ…(2ページ目)

家族とLINEグループで連絡を取り合う人は多いだろう。これが「義実家LINE」となると、気楽なコミュニケーションの場とはなりづらいようだ。「しんどい」との声も少なくない。あるとき、義実家とのLINEグループで“やらかして”しまった女性に話を聞いた。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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あえて「参加しない」妻たち

何度も義実家LINEに誘われていながら、のらりくらりと参加を延期しているハルコさん(42歳)。

「義父が亡くなって、義母は夫の兄一家と暮らしています。義実家はうちから1時間半くらいという微妙な距離。仲良くなりすぎてプライバシーをさらけ出すのも嫌だし、急に呼びつけられたりするようになっても困る。だから距離を詰められないように、義実家LINEにも参加していないんです」

会うのは盆暮れくらいなもの。義母はいい人だし自分も決して悪く思われてはいないはず。それでも今くらいの距離感がいちばんいいとハルコさんは言う。

「共働きだし、私はひとりっ子なので正直言って、義実家にかまう時間があるなら自分の親と接したい。そこまで夫には言えませんが、私が実家に重きを置いているのはわかっていると思います」
 

実家の両親とは「グループLINE」で繋がる

両親とハルコさんのグループLINEはある。だから夫も実家LINEに参加すればいいだけのことだと彼女は割り切っている。

「共働きだし、11歳と7歳の子がいるし。とにかく忙しいんですよ、私も。30分程度で行ける実家にさえなかなか行けないのだから、義実家LINEに参加などできません」

ことあるごとに「LINEに入って」と義母からメールで誘われているが、彼女は「わかりました」「今、電池切れかけているのであとで」などと返信しつつ、LINEには参加していない。

「もっとしつこく言われるようだったら、参加してもまったく時間がないので読むことさえできないと言うつもりです。同僚女性も同じく悩んでいるのですが、『私は絶対に参加しないよ』と表明したら、『心強い。ハルコさんががんばる限り、私もがんばる』と笑っていました」

参加したらどうなるかが見えているのだ。たとえ悪意がなくても、近づけばうまくいくわけがない。わざわざ落とし穴に入りに行く必要もないでしょとハルコさんはニヤッと笑った。
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