遊園地/おすすめ遊園地

遊園地 絶叫&ほのぼのBest5

数ある日本の遊園地を2タイプに分け、それぞれの日本代表ベスト5をガイドが勝手に厳選! ひとつは「絶叫遊園地」タイプ、もうひとつは「ほのぼの遊園地」タイプです。さあ“あの遊園地”は入っているでしょうか?

佐々木 隆

執筆者:佐々木 隆

遊園地ガイド

 タイプ別遊園地ベスト5

日本の遊園地は、大きく分けると2つのタイプがあります。それは「絶叫遊園地」と「ほのぼの遊園地」タイプ。今回は、ガイドが独断と偏見で選んだ、各タイプ別のベスト5を紹介します。さて、日本を代表する遊園地は?

日本代表はどこ? 絶叫遊園地ベスト5

富士急ハイランド「ええじゃないか」
富士急ハイランドの「ええじゃないか」は総回転数世界一を誇る絶叫コースター
絶叫マシンやスリル系アトラクションが揃う「絶叫遊園地」タイプ。乗って、叫んで、思いっきりスリルを楽しみたい「絶叫派」におすすめなのは……。第5位から発表します。

■第5位 ルスツリゾート(北海道)
ルスツリゾート「ハートビート」
絶叫系観覧車!? ともいわれる「ハートビート」。足元ブラブラ状態で高速回転します
北海道を代表する遊園地で、アトラクションの数は60以上。「ウルトラツイスター」「コークスクリュー」などの8大コースターをはじめ、回転型の「ハートビート」や垂直タワー型の「フリーフォール」や「スペースショット」といったスリルライドが揃っています。大自然の中、開放感いっぱいに叫べる遊園地で、夏はプールもオープン、冬はスキー場となります。

■第4位 グリーンランド(熊本県)
グリーンランドのホラータワー「廃校への招待状」
テレビの全国放送で心霊スポットとして紹介されたこともあるホラータワー「廃校への招待状」
アトラクション約80種は間違いなく日本一。絶叫・スリル系に限らず、ほのぼの・ファミリー系のアトラクションもいっぱいです。なかでも、ホラーアトラクション、つまりお化け屋敷タイプが5種もあるところは、ほかにないでしょう。歩いて巡るホラータワー「廃校への招待状」と「呪われた第四病棟」、ライドで巡る「地獄堂」、それに3D・4Dタイプも2種。加えて、恐竜コースター「ガオー」や「ニオー」「ウルトラツイスターメガトン」などコースターも約10種ありますよ。

■第3位 よみうりランド(東京都)
よみうりランド「バンジージャンプ」
東京唯一の「バンジージャンプ」。高さは22mあります
よみうりランド「ホワイトキャニオン」
白いコースが美しい木造コースター「ホワイトキャニオン」
東京にありながら緑豊富なロケーションで、春には桜も咲き誇る遊園地。ココが「絶叫遊園地」たる所以は“4大絶叫アトラクション”にあります。まず、なんと言っても東京唯一の「バンジージャンプ」。コースターや隣接する東京ヴェルディの練習場などを見下ろしながらジャ~ンプ……。自発的に恐怖の中へ飛び込んでいくバンジーこそ“究極の絶叫アトラクション”かもしれません。さらに、その隣に立つ2本のタワー「クレージーヒュー・ストン」。ロケットのように打ち上げる「クレージーヒュー」と、高さ60m近くから強制落下する「クレージーストン」。ガイドは密かに、バンジーと合わせて“恐怖のよみうり3タワー”と呼んでいます。

もちろん、コースターもハイレベル。木造コースター「ホワイトキャニオン」は、建設途中の木造の家の中を縫うように走るような感覚が独特。横G(横からかかる重力のこと)は世界最大級で、横揺れの激しい“スムーズじゃない”コースターなんです。そしてもうひとつ、自然の地形を上手に生かした「バンデット」もおすすめ。全長約1.5kmのコースは起伏に富んでいて、スリルはもちろん景色も楽しめます。詳しくはこちら

住所:稲城市矢野口4015-1
TEL:044-966-1111
料金:入園券 大人1200円、3歳~高校生600円
ワンデーパス 大人3900円、3歳~高校生2900円
営業時間:10:00~17:00(曜日・季節などにより変動あり)
定休日:火曜(祝日の場合は翌日)
アクセス:京王相模原線京王よみうりランド駅からスカイシャトルまたはバスで約5分/中央道稲城ICから約2km、調布ICから約5km

■第2位 ナガシマスパーランド(三重県)
ナガシマスパーランド「スチールドラゴン2000」
高さ97mは日本最高!「スチールドラゴン2000」
なんと言っても「スチールドラゴン2000」です。日本最強の絶叫コースターは高さ97m、最高時速153km、全長約2.5kmというビッグスケール。その外観を見るだけで圧倒されるほどの迫力があります。詳しくはこちら

「スチールドラゴン2000」以外にも、50種近くのアトラクションが揃うナガシマスパーランド。その内容も定番から新型までバラエティ豊かです。世界最大規模の木製コースター「ホワイトサイクロン」、回転系の「ジャイアントフリスビー」、垂直タワーが3連になっている「スペースショット」、水しぶきがすごいウォーターライド「シュート・ザ・シュート」など、絶叫系の充実度は特筆モノです。加えて、夏限定の「ジャンボ海水プール」もココの名物。絶叫ウォータースライダーも豊富です。

住所:桑名市長島町浦安333
TEL:0594-45-1111
料金:入場券 大人1600円、小・中学生1000円、幼児500円
パスポート 大人4100円、小・中学生3300円、幼児2000円
営業時間:9:30~17:00(曜日・季節などにより変動あり)
定休日:年に2回各5日間
アクセス:JR名古屋駅から直通バスで約40分/伊勢湾岸道湾岸長島ICからすぐ

■第1位 富士急ハイランド(山梨県)
富士急ハイランド「フジヤマ」
永遠の名作“キング・オブ・コースター”「フジヤマ」
富士急ハイランド「ドドンパ」
最高時速172km、最大落下傾斜角度90度の「ドドンパ」
堂々の1位に輝いたのは“富士の麓の絶叫天国”富士急ハイランドです。毎年、次から次へと新アトラクションを登場させる、元気な遊園地「フジQ」。日本最高レベルの4大コースター「フジヤマ」「ドドンパ」「ええじゃないか」「高飛車」を中心に、ギネス級のお化け屋敷「最恐戦慄迷宮」、回転系の「トンデミーナ」、ウォーター系ではずぶ濡れ必至の「ナガシマスカ」、高さ18mの水しぶきが上がる「グレートザブーン」、そして、天空の回転ブランコ「鉄骨番長」と、枚挙にいとまがないとは、まさにこのことです。

4大コースターの中でガイドのおすすめは、そのコースレイアウトのおもしろさで、定番のコースターの完成形に近い「フジヤマ」。一度乗ったら何度も乗りたくなる名作コースターです。インパクトなら「ドドンパ」。スタート直後に日本最速のスピードとなる衝撃はハンパじゃありません。途中の巨大なバンクや90度の直角落下もスリル満点です。3つの中で一番新しい「ええじゃないか」は、とにかく回ります。なんと言っても総回転数がギネスに載るくらい。まずライドの大きさにビックリ、次にスタートが後ろ向きなのにビックリ、そしていざ乗ってみると、上か下か右か左か訳が分からなくてビックリ……。ガイドはこれを勝手に“踊るコースター”と名づけました。

「高飛車」についてはこちらに詳しい体験レポートがあります。

住所:富士吉田市新西原5-6-1
TEL:0555-23-2111
料金:入園券 中学・高校生以上1300円、3歳~小学生700円
フリーパス 大人5000円、中学・高校生4500円、3歳~小学生3700円
営業時間:9:00~17:00(曜日・季節などにより変動あり)
定休日:不定休
アクセス:富士急行線富士急ハイランド駅からすぐ/中央道河口湖ICからすぐ

■まだある! 絶叫遊園地
横浜・八景島シーパラダイス「ブルーフォール」
高さ107m! 垂直タワー型の最高峰、横浜・八景島シーパラダイスの「ブルーフォール」
東京ドームシティ「サンダードルフィン」
ビルの穴を抜けたり……東京ドームシティの狭い敷地を逆手にとった「サンダードルフィン」
ベスト5のほかにも、日本最高の高さから垂直落下する「ブルーフォール」や「サーフコースター」がある横浜・八景島シーパラダイス(神奈川県)、コースター「サンダードルフィン」など、都心で気軽に(?)スリルを味わえる東京ドームシティ(東京都)なども「スリル派」には人気があります。

また、バンジーとコースターが充実しているタイプも見逃せないところ。「縦バンジー」「横バンジー」「逆バンジー」と3つのバンジーが揃い、アトラクションも約40種ある仙台ハイランド遊園地(宮城県)、海抜170mからの「バンジージャンプ」や後ろ向きコースター「バックナンジャー」が名物の鷲羽山ハイランド(岡山県)、鳥のように空中を飛ぶ「バードマン」や木製コースター「ジュピター」が人気の城島高原パーク(大分県)と、全国には、まだまだ“強者ども”がいるのです。


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