先日、中学校の授業でのこと。ある生徒が1つの項目を打ったあとに少しスペースを入れて次の項目を打っていました。(まだ、タブやインデントなど習っていません)何行か繰り返していると、同じ数のスペースを入れているのに、右の段落の頭が揃いません。
さてここで、質問です。なぜ、揃わないのでしょう?
理由その1
◆Pフォントについて◆
フォント(書体)ボックスの下向き三角をクリックしてフォントを変更しますが、そのフォント名を見ると、ゴシック体、明朝体などの前にPがついています。
これはproportional font と言って、文字の体裁を整えるフォントなのです。
もともとパソコンの文字は約正方形で作成されていますが、”しりとり”のように文字として縦長の字が続くと、”し”と”り”の間に妙な隙間ができてしまうので、ちょっとつめて空きがないように整えているフォントなのです。
図では、MSPゴシック体で作成したので、ずれてしまいましたが、MSゴシック体に変えると、上下がきちっと揃いました。P体は、明朝、ゴシックの他にも、HGP創英角ゴシックUBや、HGP創英角ポップ体などがあります。
フォントにかんしては、本当に使用者の好みですから、P体が好きな方もいらっしゃれば、上下の文字数が合わないと、気に入らないという方は、P体を使わないほうがいいでしょう。
理由その2
◆半角文字について◆
ひらがなや、漢字は全角の文字しかありませんので、ずれは、上記のフォントを変えるだけで直りますが、打った文字が、カタカナやアルファベット、数字であれば、自分では、半角で打った覚えはなくても変換した時に、半角になっていることがあります。その場合は、半角分、スペースを調整すれば大丈夫。
※半角文字
文字の縦の長さは変わらず、横幅だけ、半分になる文字
Pに関しては以上です。