日本人にも愛される国民食のラーメンだが、チェーン店ではどこが人気なのだろう。今回はAll About編集部が全国500人に聞いた「好きな飲食チェーン」に関するアンケート調査から、「好きなラーメンチェーン」ランキングをお届けする。
第2位:天下一品
第2位は「天下一品」がランクイン。回答者からは「唯一無二のこってり感」に関する声が多く寄せられた。「天下一品のこってりは唯一無二の味なので好き。スープがおいしいので(20代・男性)」
「好き嫌いの分かれる味だとは思いますが、私には好きな味であり、また、その味が他のラーメンとは一線を画す独創的であるので好きです(30代・男性)」
「天下一品(こってり)を初めて食べたときはラーメンの常識が覆されました。『こんなこってりを超えたどろどろラーメンは食べたことない!』と衝撃でした。クセになるスープに麺を絡ませれば、おいしすぎていくらでも食べられます(30代・女性)」
ベジポタや濃厚魚介スープのラーメンは、今でこそ1つのジャンルとして定着しているが、その元祖は紛れもなく「天下一品」ではないだろうか。
どこかポタージュスープを思わせるドロっとした濃厚な見た目。しかしその姿とは裏腹に、軽やかな旨味に驚かされる。それは鶏がらベースということと、さまざまな野菜が溶け込んでいることに所以する。一般的なラーメンに慣れている人が初めて口にすると、ためらう人も少なくないが、何回か食べているうちに病みつきになってしまった、なんていう話をよく耳にする。
チェーン展開が始まる大昔のことだったと思うが、筆者も友人に勧められ京都の本店で食べたことがあった。醤油、塩、味噌味になじんでいたので、このポタージュのようなスープは衝撃的で「これ、ラーメンなのか!?」とカルチャーショックを受けた記憶がある。後に東京に進出した「天下一品」を改めて食べることにより、そのおいしさに徐々に気が付き、いつの間にか虜になってしまった一人である。
メニューには醤油ベースの「あっさり」と、こってりとあっさりを掛け合わせた「屋台の味」がチョイスできる。でもせっかく「天下一品」を食べるならデフォルトのこってりスープは外せないだろう。揚げたて熱々のこってり唐揚げを添えてもとてもうまい。
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