結局、収入を増やすにはどんな方法があるの?
先日、こんな質問をいただきました。「『収入を増やしたいなら投資しろ!』って言いますが、結局、収入ってどうすれば増えるのでしょうか?」
今回は、この質問にお答えします。
投資の対象は「自分」か「資産」
そもそも投資とは「いまあるお金や時間を使って、将来の収入を買うこと」です。これにはさまざまな方法がありますが、とりわけ年齢によって適した投資先は変わります。大まかにいえば、投資の対象は「自分」か「資産」です。
若いうちは「自分」に投資するのが基本です。学校へ通う、読書をする、セミナーを受講する、さまざまな方法を通して、自分の「稼ぐ能力」を高めていきます。
投資するのは「お金」だけではありません。「時間」をかけて「自分」に投資もできます。
特に若いときは、時間は余っていてもお金を持っていない人が多いです。ですから、余っている時間を使って、自分を磨き、そして思いっきり働くのがよいでしょう。
一方、ある程度の年齢になってきたあとは「資産」に投資するのが基本です。
年をとると、時間以上にお金が余るようになります。余ったお金を眠らせておくのももったいないですから、「株式」「債券」「不動産」といった資産を買うとよいでしょう。
なお、ここでいう「資産」とは、「(多少の浮き沈みはあれど)安定した収入が期待できるもの」のことです。「価格が上がれば儲かるが、収入は生まない」というものは、対象外です。
投資商品ごとに長所や短所があります。「リスクを取ってでも収入を増やしたい」「リスクを取らずにインフレ対策したい」「相続対策したい」など、人によって求める投資商品が違うでしょうから、自分にあったものを選ぶとよいでしょう。
まとめ
要点をまとめると、収入を増やす方法は、(1)自分に投資する
(2)資産に投資する
という2点に集約できます。
以前の記事では、「収入を増やすためにはお金がかかる」と書きました。お金がないうちは時間を使うとよいでしょう。収入は「むこうからやってくる」ことはありませんから、自らつかみとる自助努力が必要です。