ある夜、会食から帰宅して信じられない光景を目にする
たまには楽しみたくて
「うちは共働きなので、飲み会などもだいだい平等にしようと話し合ってきたんです。このところ、夫が何度か飲み会に行ったなと思ったら、『私もそろそろ飲み会するから』と夫に言って早く帰ってくる日を作ってもらう。飲み会や友人との食事会などが不平等にならないよう気を配ってきました」そう言うのはマリナさん(40歳)だ。結婚して9年、7歳と5歳、ふたりの娘がいる。子どもがもっと小さいころは、マリナさんはほとんど友人と会う時間もとらなかった。
「かわいい盛りだったから、私自身が娘たちと離れたくなかったんです。でも上が小学校に上がって少しこちらも余裕が出てきたんでしょうか。今年の春以降は、ときどき学生時代の友人に会ったりするようになりました」
妻だけが我慢する必要はない
ときには会社の同僚に誘われて、ヨガやスカッシュなどスポーツも楽しむこともある。もちろん夫も、趣味のフットサルを断続的ながら続けているし、友人とも出かけていく。「どうして私だけ我慢しなくちゃいけないのという状態にならなければ、夫がどこへ行こうと特に目くじらを立てるつもりはありません。最低限の自由はお互いに確保しておきたいから」
とはいえ、夫が出かけるとき、彼女は責任をもって娘たちのめんどうをみる。当然のことだ。次女はまだ小学校にも上がっていないのだから。
ところがマリナさんが出かける場合、同じような責任感を夫が持っているのかというと甚だ心もとないと彼女は言った。
>夫のあまりの無責任ぶりにいきどおった