「まずい」発言から義父母が大ゲンカ
自分たちのことで義父母がケンカになり、今、非常に居心地の悪い思いをしているとメールをくれたのは、カナコさん(40歳)だ。8歳、5歳、4歳の3人の子を連れて、夫とともに遠方の実家を訪れている。「着いたその晩に、8歳の長男が義母の作った郷土料理を『これ、なあに』と一口食べて『う、まずい』と吐き出しちゃったんです。田舎の独特の料理なので、子どもの口には合わないと思っていたから、私は思わず笑いそうになってしまったんですが、それを見て義母が激怒。『子どもの教育がなってない』と言い出した。すると義父が『こんなもの、子どもにはまずいに決まってる。オレだって嫌いだ』って」
そこから義父母はヒートアップ。もともと口うるさい義母に辟易としていたらしい義父は、息子一家がいるこのときとばかり、義母を攻めていく。義母は口では負けていないから、子育てもろくにしなかったあんたの息子だから、ろくな女と結婚しなかったのよと、わけのわからないことを言い出した。これにはカナコさんの夫も激怒。
「オレのパートナーを悪く言わないでほしい。彼女は“嫁”じゃないし、お母さんには無関係の人間なんだよと。夫、かっこいいと思いましたが、これを言ったら義母がますます怒るのは目に見えていた(笑)」
わざわざ帰省したのにギクシャク
いきり立つ義母、そんな義母をなだめることなく文句を言い続ける義父、そして母親に抗議しつづける夫。そんな3人を尻目に、カナコさんは子どもたちを連れ出して、近くのファミレスに避難した。「そこで子どもたちに好きなものを食べさせましたよ。しばらくしたら夫から連絡が来て、夫も合流。めったに怒らない夫が怒ってくれたのはうれしかったけど、義父母の言い争いはまだ続いているらしい。ゆっくり食事をして、子どもたちが眠気を催したころにそうっと帰りました」
義父母も言い争って疲れたようで、義父はお風呂、義母はさっさと寝てしまったようだった。翌朝も義父母はギクシャクした雰囲気がありありで、ふたりとも孫をかまう余裕もなくしているようだった。
「私たちは一家でドライブへ。ホテルが取れないので、夜遅くに義実家に寝に帰るという感じ。あと数日いる予定なんですが、このまま義父母のケンカに巻き込まれ続けるのかもしれません。干渉されずに遊び歩けるから子どもたちは喜んでいるけど、これなら他の場所に家族旅行したほうがよかったかも。夫は『もう二度と来ない』と怒っています」
電話でそう話してくれたカナコさん、義両親は最後には笑って送り出してくれるのだろうか。