本はトレンドを知るツール
一般的に、新鮮な情報を得ようとするならば、インターネットや信頼できる筋からの情報の方がスピーディーでかつ、新鮮であることがほとんどです。では、なぜ本を読むのでしょうか?
それは、本を読む、本のラインナップを確認することで、トレンドを知ることができるからなのです。
たとえば、インボイス制度についてです。
インボイス制度がスタートすることで、紙、デジタル問わず、インボイス制度をテーマにした書籍が多く発売されています。これは、今が旬であることであることを意味し、おさえておくべき知識であることが分かります。
つまり、どのような本が発売されているかを確認することで、トレンドを知る手掛かりになるのです。
外国語の本も読む
お金持ちのすべてとは言いませんが、日本語で書かれた本だけでなく、外国語で書かれている本を読むことも多いようです。もともと、外国語が堪能という人も多いのですが、理由はそれだけではありません。今は途切れることなく世界中からさまざまな情報が発信されており、書籍化されるものは少なくありません。もちろん、その国で人気のある本なら日本語に訳されて出版されることはあるのですが、ビジネスや研究の世界においては、日本語になるまで待っていては遅すぎます。
外国語に苦手意識を持つ日本人は多いのですが、自分の専門分野であれば英語や外国語で書かれている本であっても理解しやすいと思います。是非、チャレンジを! 意外と理解できてしまうと思いますし、今まで知らなかった手法や考え方も吸収できますのでお勧めです。
歴史本を好む人が多い傾向にある?
お金持ち、セレブの方々とお話をしていて気づいたのが、多くのセレブが歴史に関心を寄せているということです。本格的な歴史の史料などを読む人もいますが、時代小説なども好む傾向にあるようです。気になったので、「どうして歴史の本が好きなのか?」尋ねたことがあります。お話を伺ったみなさんともに、武将などの戦略は、自分のビジネスの参考になるからというものでした。
もちろん、歴史が好きだから読むという人もいるかと思いますが、ことわざには「歴史は繰り返す」という言葉があります。歴史を知ることで、リスク管理の参考にすることもできるのです。
ただ、セレブだからと言って、誰もが歴史を好むわけではありません。自分の好きなモノやコト、専門分野の本を読んで、ビジネスの参考にしても良いですし、気分転換のために、ミステリーを読んでも良いですね。
読書の習慣が身につくと、知識が増える他、集中力が高まる、語彙力が増える、想像力が高まるという効果も期待できます。好きなジャンルからでも良いので、初めの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?