仕事・給与

ボーナスの使い道ランキング!【2023年夏・最新版】

2023年の夏ボーナスは大幅アップというところが多いですが、実際何に使っているのでしょうか? 2023年の夏ボーナスの使い道ランキング1位は、預貯金でした。2位以下はどのようになっているでしょうか?

福一 由紀

執筆者:福一 由紀

ファイナンシャルプランナー / 仕事・給与ガイド

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<目次>

2023年夏のボーナスの使い道の傾向は?

2023年の夏のボーナスは、コロナ禍の影響が和らいだことで、前年より金額が増加という調査結果がでています。

物価の値上がりなどで、毎月の家計が苦しい家庭も多い中、支給されたボーナスはどのように使う傾向にあるのでしょうか? 今回は、株式会社ロイヤリティ マーケティングが発表した「第58回 Ponta消費意識調査 2023年6月発表」のデータを元に、ボーナスの使い道をみてみましょう。
 

ボーナス使い道ランキングTOP3:預貯金、旅行、食品

【2023年夏のボーナスの使い道(3つまでの複数回答)】
【1位】貯金・預金……34.0%
【2位】旅行(宿泊を伴うもの)……8.0%
【3位】食品(ふだん食べるもの)……5.4%
【4位】外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店)……5.0%
【5位】財形貯蓄……3.8%
【6位】衣服……2.5%
【7位】ローンや借入の返済……2.4%
【8位】投資信託……2.1%
【9位】旅行(日帰り)……2.0%
【9位】株式……2.0%
特にない……7.2%、支給されない・分からない……47.7%

2023年夏のボーナスの使い道トップは「貯金・預金」で34.0%でした。前年も1位で34.8%でした。この調査開始以降、10年連続で1位となっています。ただ、2019年の夏ボーナスでは38.1%で、4ポイント以上下げています。2023年の夏ボーナスの使い道としての預貯金は、調査開始以降、一番低い割合となっています。

「旅行(宿泊を伴うもの)」は増、「旅行(日帰り)」は減

2位は「旅行(宿泊を伴うもの)。前年の7.8%からわずかに増えています。2021年の夏は5.2%と低かったものの、新型コロナウイルス感染症の感染状況の落ち着きとともに、宿泊旅行も増えているようです。ただ、2019年夏には10.5%だったことを考えると、まだ低い水準といえそうです。円安等で海外旅行に行きにくい状況も影響してそうです。

一方、9位の「旅行(日帰り)」は、2022年夏2.2%、2023年夏2.0ポイントと減っています。日帰り旅行から宿泊旅行にシフトしているのかもしれません。

3位は「食品(ふだん食べるもの)」で5.4%。2021年夏は6.4%で1ポイント減っています。コロナ禍前の2019年夏は4.1%でしたから、家で食べるものにこだわる習慣が付き始めたのかもしれません。

「財形貯蓄」3年連続増、「投資信託」「株式」は減

財形貯蓄は2021年夏3.1%、2022年夏3.6%、2023年夏3.8%と少しずつですが3年連続増加しています。NISAや投資などに注目が集まっていますが、堅実に貯蓄をしている人が増えているようです。

一方、投資信託は2021年夏1.9%、2022年夏2.8%と増加していましたが、2023年夏は2.1%と少しダウン。同様に株式も2022年夏は2.5%でしたが、2023年夏は2.0%という結果に。ボーナスを運用にというのは、2022年夏がピークで少し落ち着いたようです。とはいっても、来年から新しいNISA制度も始まるので、2024年夏のボーナス使い道として、投資信託や株式が増えるかもしれません。

半分以上を「貯金・預金」約6割

【ボーナスの支給金額のうち貯金・預金したい額の割合】
「25%未満」……14.2%
「25~50%未満」……27.8%
「50~75%未満」……25.3%
「75%以上」……32.7%

ボーナスの使い道に「貯金・預金」を選んだ人は、ボーナス支給額のうち、どれくらいを預貯金に回そうと考えているのでしょうか。同調査によると、ボーナス支給額のうち預貯金したい金額の割合が「75%以上」は32.7%、「50~75%未満」は25.3%となっており、なんと、支給されたボーナスの半分以上を貯金・預金したい人は58%、約6割となっています。

また、預貯金の用途は、「老後の生活への備え」が一番多く61.6%。2022年夏は57.4%でしたから、老後のお金の不安は増しているようです。次の「将来の消費への備え(住宅購入、子供の学費など)」は40.9%。2022年夏は51.8%でしたから、こちらは減っています。半数以上の人が、老後への不安からボーナスを貯蓄に回しているようです。

ただ、この調査では、「支給されない・分からない」といった回答も47.7%もあり、そもそもボーナスの支給がない人や分からない人も半数近くいるのも事実。また、コロナ禍でも分かったように、いつも一定額のボーナスが保証されているというものでもありません。支給されたボーナスは、知らない間になくなったというようなことはないように、有益に使いたいものです。

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