(詳細はこちら→村田和子式 親子の「旅育」メソッドを解説)
ただ、旅育に興味はあるけれど、具体的にどうしたらいいかわからないという親御さんも多いでしょう。子どもの年齢や性格によっては親以外の第三者が関わる方が良いこともあります。 今回は、旅育をサポートしてくれる企業や施設のサービスを紹介。手軽なものからがっつりサポートまで、2023年の夏休みは、ご家庭に合ったスタイルで旅育にチャレンジしてみませんか?
<目次>
ホームページで旅の前からわくわく! 星野リゾート リゾナーレ
親子で、あるいは子ども一人で参加できる、多彩な体験プログラムがある星野リゾート リゾナーレ。2022年夏より順次、旅の計画から子どもが参加し、楽しみながら旅への意欲を高める「親子の旅育を支援するウェブサイト」がオープンしています。旅育サイトには施設の地図が描かれ、クイズを出題。クイズへのチャレンジを通して、子どもの「旅でこんなことをしたい」といった気持ちを引き出します。また、地域や施設に関する豆知識も習得できるようになっています。 すべてのクイズに挑戦すると表示される「秘密のあいことば」をホテルのフロントで伝えると、子ども目線で施設を探求できるミッションシートがもらえます。 ミッションシートを手にすれば、子どもは主体的にリゾート滞在を楽しめるでしょう。見事クリアすると、オリジナル記念バッジがもらえ、お子さんの「できた」という成功体験をサポートしてくれます。 参加は無料なので、リゾナーレに滞在する際は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
また、星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳では、旅育プログラム「馬の学校」を実施。馬の特性をワークシートで学んだら、実際に馬と対面。お手入れをしたり乗馬をしたり、触れ合いを楽しみながら、学びを深めるプログラムです。他にも各リゾナーレでは、夏休みの自由研究をテーマにしたプログラムなどが用意されています。
=星野リゾートの旅育ページ=
リゾナーレ那須
リゾナーレ八ヶ岳
※その他、リゾナーレの各施設ホームページに旅育ページを開設(リゾナーレ大阪、リゾナーレグアムを除く) 夏休みに旅育や自由研究をテーマにしたイベントを開催するホテルは他にもあります。
例えばプリンスホテルでは自由研究をテーマにした滞在が、ホテル椿山荘東京では体験型ステイを楽しめるプランが多数用意されています。
ホテルウィングインターナショナルプレミアム東京四谷では、東京おもちゃ美術館や四谷消防博物館など近隣施設とコラボした「四谷ディスカバリーキャンプ2023」を開催。いずれも定員があり人気のプログラムなので、気になる方は早めに問い合わせを。
冒険に子どもの目が輝く! HISたびいくツアー(沖縄・ハワイ)
「HISたびいくツアー」の旅のテーマは“冒険”。冒険の必須アイテムが入った「ぼうけんセット」を小学生以下のお子さまにプレゼントしてくれます(1家族に1セット)。10個のミッションが書かれた「旅のしおり」は、本ツアーオリジナルで、計画から思い出を残すところまで、子どもが主体的に旅に関わり、行動する工夫が満載です。これをもとに親子でコミュニケーションをとることで、自然と旅育ができる優れものです。 子どもは被写体になりがちですが、カメラを持たせると目を輝かせます。ぼうけんセットに入っているトイカメラをおともに旅立てば、今までとは違う旅の楽しみ方、子どもの成長を感じられるはず。
保護者向けには、ミッションに沿って学びを最大化するヒントを記した、筆者監修の旅育メソッド(R)虎の巻も用意されています。 旅育にぴったりのオプション体験や旅育にいい環境のホテルを厳選したツアーが満載。大阪発着の沖縄、ハワイ方面で発売中です。
HIS旅育(たびいく)ツアー
外国船クルーズは乗船するだけで旅育に
2023年春より外国船クルーズの運航が再開されました。夏休みに日本発着クルーズを実施する外国客船は、「ダイヤモンド・プリンセス」と「MSCベリッシマ」。いずれも一歩中に足を踏み入れると、非日常の世界が広がります。全世界から集まったスタッフが乗船した船内は、インターナショナルな雰囲気が漂います。また年齢別にキッズプログラムが用意されているのも魅力です(利用無料)。同世代の子どもたちや外国人スタッフとコミュニケ―ションをとることで、多様性を肌で感じ、大きく成長します。 メインダイニングでは、夜にはコース料理がいただけるなど、テーブルマナーの練習にも最適です。 子どもたちが大好きなプールやスポーツ施設もあり、寝たまま移動できるのもうれしいポイント。日本発着の外国客船は、一度海外へ立ち寄るのがルールで、韓国や台湾に立ち寄るのが一般的。気軽に海外旅行が味わえます。
参考:オールアバウトクルーズサイト
※クルーズの基礎知識や申し込み方、2023年注目の船まで紹介
専門家がナビゲート! 施設の夏休みの特別イベントを狙う
美術館や博物館などの施設、あるいは国や自治体、企業などが、夏休みの子どもに向けたイベントを実施していることも多くあります。普段なかなか会えないプロや専門家に直接指導をしてもらえたり、楽しみながら社会を学べるイベントなども豊富です。予約が必要なプログラムもあり、7月上旬はその予約受付の最盛期。自宅近隣の施設でも何かイベントがあるかもしれませんから、情報のアンテナを張っておきましょう。
都内では毎年「こども霞が関見学デー」が開かれ、さまざまな体験プログラムが催されています。全国の自治体でも同様の取り組みをしているところがあるのでチェックを。
こども霞が関見学デー:文部科学省
期間限定の子ども向けのイベントなどは、以下のサイトで探すのも便利です。
いこーよ
施設の子ども向けツールをフル活用! 事前にダウンロードできるものも
親御さん自ら旅育をするときに頼りになるのが、観光施設が用意している子ども向けのツール。施設で配布していることもありますが、ホームページにキッズページや教育事業者向けのコンテンツを設けるところも増え、ダウンロードできるツールが用意されていることもあります。年齢に合わせたツールを準備している施設もあるので、うまく旅育に取り入れましょう。
ツールが充実している施設例
■札幌市円山動物園 おうちで発見!動物ワークシート
■国立近代美術館
旅育をサポートしてくれるサービスやツールをうまく取り入れ、ぜひ旅育にチャレンジしてみてくださいね。