人間関係

谷崎潤一郎の小説に青ざめ、夏祭りの浴衣着用に禁止令…娘に厳しすぎる夫がストーカーに?

娘が小さい頃は甘やかすだけ甘やかしていた夫だが、すこし大きくなってきた近頃は、どうやら心配が勝ったようだ。友だちと夏祭りにいった娘の後ろからストーカーのようについていったとか。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

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娘かわいさのあまり、甘くなる父親もいれば、逆に厳しくなる父親もいる。10代の娘の自由と独立心をどこまで確保できるのか、母親にとってもむずかしい局面かもしれない。
成長していく娘のことが心配すぎて、厳格化していく夫

成長していく娘のことが心配すぎて、厳格化していく夫

 

小さいころは猫かわいがりしていた夫

結婚して15年、14歳の娘と11歳の息子がいるナツキさん(43歳)。夫はフリーランスとして自宅で仕事をしており、ナツキさんは企業で働いている。

「どうしても私のほうが時間の自由が利かないので、家事は夫が7割、子どもに関してはふたりで決めようということでやってきました。子どもたちが小さいころ、夫は娘をめちゃくちゃに甘やかしたので、娘は保育園でわがまま女王みたいになっちゃって」

ナツキさんは娘が小学校に入るころから勤務先にかけあって残業をせず、その分、早朝出勤でカバーすることにした。夕食を家族みんなでとることで、マナーや人への思いやりを教育したつもりだ。

「小学校の入学式のとき、娘は隣にいた子を泣かせたんですよ。何があったのかと娘に聞いたら、隣の子がハンカチを忘れてきていた、と。ハンカチを忘れてきたら教室には入っちゃいけないんだよ、どうするの、大変だよって脅したらしい。そうしたら隣の子が泣いちゃったと。誰でも忘れものをすることはあるけど、そういうときに責めたらもっと悲しくなっちゃうでしょと、事細かにそういうことで人を責めてはいけないと教え続けました。

結局、人の気持ちがわからないと信用されないよということですよね。娘もだんだんわかってきたのか、中学年になるころには友だちの信頼を得られるようになったみたいです」

ホッとしたとナツキさんは当時を振り返る。気の強さは、友だちをいじめるのではなく、庇う方向に向かったようだ。弟のこともかわいがっていた。気弱な弟が友だちにからかわれたときは、弟のクラスに乗り込んでいって先生と話をつけたという武勇伝もある。

>娘のストーカーと化す夫
 
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