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海外で活躍するための武器は英語と寿司だ!

今、世界は空前の日本食・寿司ブーム。そして、寿司職人の人材不足は深刻です。一方、海外で活躍したい日本人も増加中。それなら、英語力と寿司の技術を身につけて海外で活躍しませんか?

豊田 圭一

執筆者:豊田 圭一

留学ガイド

東京すしアカデミー
海外は空前の寿司ブームで、寿司職人が不足しています。
90年代後半から始まった日本食ブームは、今やアメリカをはじめ世界各国で空前のブームになっています。特にその牽引となったSUSHIは日本を代表する国際食!

しかも、当初、カリフォルニアロールなどの創作寿司から人気が出た寿司も、最近はかなり本格志向になってきたそうです。

そして、それに伴って、世界各国・各地で日本の寿司職人が求められています。

にも関わらず、日本人および日本の寿司職人の存在感は何となく薄い現実がありませんか?それは、「腕の良い寿司職人は英語でコミュニケーションできない人も多く、外国に行きたがらない。外国にいる日本人は、きちんとした寿司の修行する場や機会が非常に限られる」ということじゃないかと考えたのが、東京すしアカデミーを創業した福江誠さんでした。

東京すしアカデミーの開業

東京すしアカデミー株式会社の創業者で代表取締役を務める福江さんは、10年以上前から寿司屋の経営コンサルタントとして、「梅丘寿司の美登利」をはじめとする繁盛店寿司チェーンなどのコンサルティングをしてきました。

寿司屋のコンサルティングをする中で、福江代表が危機感を覚えたのは、若い人たちにとって寿司職人の人気が低くなっているのではないかということだったそうです。

確かに、回転寿司などの普及で寿司は身近になった反面、寿司職人になりたいという人気は下降気味です。そして、寿司職人を目指して修行した方の離職率も高いそうです。修行は昔ほどきつくないらしいのですが、若い人の意識の変化がそれを上回って大きいという現実。でも、寿司職人になるためには、修行でしか入門のチャンスがない。

そんな現状を見て、「これでは日本の代表的食文化となった寿司の伝統技術の継承もできなくなる」と考えた福江代表が考えたのが「寿司の学校」でした。これが、2002年6月に東京の巣鴨で開講した東京すしアカデミーです。

東京すしアカデミーでは、長く修業をつまなければ修得できないと思われている江戸前寿司の調理技術と経営技術を、実習と講義を通じて3週間で修得でき、卒業後にはプロとして現場で活躍できる人材を養成しています。現在、国内では体系的で本格的に寿司を学べる寿司学校は他に存在しません。

次のページは「なぜ海外で寿司が武器になるのか?」です。
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