メルカリの使い方

メルカリ「希望価格の登録」の手順をやさしく解説! 名前はバレる?

メルカリの「希望価格の登録」機能について、仕組みや使い方、注意点を解説します。「希望価格の登録は匿名でできる?」「登録された出品者はどうすればいい?」といった疑問にもお答えします。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリの新機能「希望価格の登録」とは?

メルカリの新機能「希望価格の登録」とは?

フリマアプリ「メルカリ」には「希望価格の登録」という機能があります。ユーザーの間で行われている値下げ交渉の煩わしさを軽減する目的で、2023年7月にリリースされました。

この記事では、「希望価格の登録」の概要や使い方を説明します。
 
<目次>

「希望価格の登録」とは?

メルカリの新機能「希望価格の登録」は、購入希望者が「いいね!」した商品に対して「買いたい」と思う価格を登録できるサービスです。希望価格は3段階から選ぶことができますが、販売価格によって違いがあります。

■販売価格が1万円未満:値引き幅は5%オフ、8%オフ、10%オフ
■販売価格が1万円以上:値引き幅は5%オフ、10%オフ、15%オフ

ユーザーが希望する金額を登録することはできません。登録した価格まで値段が下がったら、購入希望者に通知(お知らせ)が届きます。

出品者には希望価格が登録された場合に通知があります。内容によって値下げを検討したり、金額を変更したりする場合の参考になりそうです。

希望価格の登録はメルカリのアプリとWeb版の両方で使えます。ただし、メルカリShopsの商品に対しては希望価格の登録はできません。
 
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希望価格の登録方法

ここからは、希望価格の登録方法を紹介します。

1. 
希望価格を登録するには、商品に「いいね!」をする必要があります。

2. 
マイページにある「いいね!・閲覧履歴」の「いいね!一覧」を見て、商品の右にある「希望価格」から登録をしていきます。
「希望価格」と表示があれば、希望価格の登録ができる

「希望価格」と表示があれば、希望価格の登録ができる


3. 
希望する金額を選びます。先ほども紹介したように、登録できる割引率は決まっています。
 
希望金額は3段階で決まっている

希望金額は3段階で決まっている

画像は3160円の商品の希望価格になります。金額を登録しても必ずしも価格が下がるわけではないので、そこは注意が必要です。また、一度登録をすると修正はできません。

4. 
登録をすると「いいね!一覧」の商品に「登録済み」と表示されます。
希望の価格が登録されると「登録済み」となる

希望の価格が登録されると「登録済み」となる

 

登録した人の名前は出品者に通知される?

希望価格の登録をしたら、出品者に自分が登録をしたことが通知されるのでは?と思ってしまうかもしれませんが、出品者に通知されるのは希望価格が登録されたことだけ。購入希望者のユーザー名などの情報は通知されません。
 
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希望価格を登録された! 出品者はどうすればいい?

希望価格の登録が行われると、出品者にも通知が届くので、金額が良ければ値下げをしましょう。希望金額以下まで下げると、登録をしたユーザーにお知らせされるので購入されることもあります。ただし、希望価格を登録したとしても購入の義務は発生しないので、必ずしも購入されるというわけではありません。
 

「希望価格の登録」のいい点・気になる点

「希望価格の登録」は、メルカリにおける値下げ交渉をしなくても済む、とても便利なサービスです。値下げ交渉は出品者/購入者ともにコメントのやり取りが面倒ですし、トラブルになる可能性もあります。そう考えれば、シンプルでよい機能ではないでしょうか。現在は割引率が3つですが、今後はもう少し細かく分けられる、あるいは希望の価格を提示できるようになるといいなと感じます。

一方で、極端な値下げは登録できないのもポイントといえるかもしれません。15%オフが最大割引率ということは、それが限度とも捉えられます。出品者からすれば、割引率が決まっていた方が可否を判断しやすい一面もあるでしょう。

ちなみに、Yahoo!フリマにも「価格の相談」という機能があります。こちらは希望の価格を入力できますが、販売価格の80%未満の価格を提示するのはNGとなっています。つまり最大で20%オフまでなら相談可能ということです。メルカリも15%オフが最大となっているので、フリマにおける最大割引率の目安はこのくらい、と考えることもできそうです。

以前、価格交渉が行える「オファー機能」がありましたが、カテゴリが限定されていて、希望金額は任意に設定できました。今回の「希望価格の登録」は、今のところカテゴリは制限されていないようですから、欲しい商品に対して活用していけるのではないでしょうか。


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