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3泊4日で魅力満喫! ドバイ旅行のモデルプラン【2023年最新版】

観光スポットやホテルが多く、旅行におすすめのドバイ。治安もよく、直行便もあるので、3泊4日という短い期間でも存分に魅力を満喫できます。具体的なモデルプラン(スケジュール)を紹介します。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

世界一高い建造物「バージュ・カリファ」とドバイモールに集まる観光客

世界一高い建造物「バージュ・カリファ」。世界中から観光客が集まり、活気に満ちたドバイ

久しぶりの海外旅行。どこに行こうか悩んだときの候補に入れてほしいのがドバイです。理由は大きく3つ。「1. 最短3泊4日で行ける」「2. 異国情緒たっぷり」「3. “世界一”のスポットだらけで刺激的」。3泊4日でどこまで楽しめるか、2023年3月の現地取材をもとにご紹介します。
<目次>

3泊4日でも丸3日遊べる! ドバイ満喫スケジュール

ドバイの7つ星ホテル「バージュアルアラブ」

ドバイの7つ星ホテル「バージュアルアラブ」を筆頭に、ハイエンドからリーズナブルまで幅広い価格帯のホテルがそろう

観光スポットが毎年続々誕生するドバイ。世界一高い建造物「バージュ・カリファ」をはじめ、今やなんと400以上の“世界一”があります。いつ訪れても新しい刺激に満ちています。そんなドバイの3泊4日のスケジュールは以下のとおり。
 
【エミレーツ航空利用/羽田発着の場合】
1日目:0:05羽田発~06:20(※)ドバイ着、アクティビティ&観光、ホテル泊
2日目:アクティビティ&観光、ホテル泊
3日目:アクティビティ&観光、ホテル泊
4日目:7:50ドバイ発~22:35羽田着
(※2023年6月2日~2023年10月1日はEK313便は5:50にドバイに到着)

スケジュールを見るとわかりますが、往路が深夜便なので、3泊4日で、ほぼ丸3日遊べるんです!

取材時(2023年3月)は成田-ドバイ線を利用しましたが、往路・復路ともに数時間の違いで現地での過ごし方は大きく変わりません。以下参考までに成田と関空のスケジュールです(2023年4月10日時点)。
  • 【成田】往路/成田22:30~ドバイ着4:45、復路/ドバイ発2:40~成田着17:35
  • 【関空】往路/関空23:45~ドバイ着5:15、復路/ドバイ発3:00~関空着17:15
では早速具体的な過ごし方を紹介していきましょう!
 

【1日目・朝】到着は早朝!まずはホテルへ

ドバイの空港

アラビア語がお出迎え!

深夜便でドバイに到着すると6:20。早朝でも空港は人がいっぱい。マスクの着用は早くから任意なので、付けている人はほとんどいません。アラビア語がそこかしこにあって、「外国に来た!」とテンションが上がります(とはいえ、在住者の8割以上が外国籍のグローバルシティなので、基本的に英語が併記されているのでご安心を!)。
 
ドバイの未来博物館

空港からホテルへの車窓から見えるランドマークにも興奮。写真はユニークな形の「未来博物館」

できればホテルをアーリーチェックインの手配をしておくのがおすすめ(場合によっては1泊分の宿泊料金が必要)。荷をほどき、シャワーを浴びて、体調などによっては1~2時間の仮眠をとってもよいかもしれません。
 

【1日目・昼前~夜】ヨットクルーズ&街歩き

Xclusive yachtsのヨットクルーズ

イクスクルーシブヨット社のヨット。セレブ感!

ひと休みしたら、いざドバイの街へ。まずはランチも兼ねて、イクスクルーシブヨット社のヨットクルーズへ。
 
ドバイの観光「ヨットクルーズ」

ヨットクルーズはドバイ観光で人気のアクティビティの1つ

ヨットクルーズは乗っているだけなのでラクチンですし、とにかく優雅な気分になれるのでおすすめ。今回はドバイマリーナを出発して、ドバイの象徴ともいえるヤシの木の形をした人工島「パーム・ジュメイラ」をぐるりと一周するコースです。
 
ヨットクルーズで見える発展中のドバイの街並み

まだまだ発展していくドバイの街を肌で体感!

クルーズ中は、世界唯一の7つ星ホテル「バージュアルアラブ」といったドバイを象徴する“世界一”のランドマークをたくさん見られます。さらにそこかしこで新しいビルを建設中で、街全体にエネルギッシュな空気が満ちています。
 
ヨットクルーズの昼食

ランチはクルーズ中に船内で用意してくれる作りたて! 各種串焼きとミニハンバーガー

今回はランチ付きのコースを利用。ほかにも朝9時発の朝食コースから、夜9時出発の夜景コースなどさまざまなツアーがそろっています。 ヨットクルーズで街の雰囲気を感じたところで、軽く街歩きも。
アルサーカル・アベニュー

シアター、カフェ、ショップなどが立ち並ぶアルサーカル・アベニュー。寛げる広場も

のんびり歩くのにおすすめなのが、倉庫街を改装した「アルサーカル・アベニュー」。アートギャラリーやカフェが立ち並ぶ、近年人気上昇中のスポットです。おしゃれながら気取りすぎない心地よい雰囲気でほっとします。
「The View at The Palm(ザ・ビュー・アット・ザ・パーム)」

「The View at The Palm(ザ・ビュー・アット・ザ・パーム)」。プラス料金を払うとより高く眺望のよい「ザ・ネクスト・レベル」フロアに行ける

話題のスポットなら、人工島パーム・ジュメイラを上から眺められる展望スポット「ザ・ビュー・アット・ザ・パーム」もおすすめ。わずか45秒で240メートル(52階)へ着くと、そこには息をのむ光景が待っています!  すでに初日から盛りだくさんですが、日本を出発してからは24時間近く経っているはず。この日の夕食はホテルのレストランなどで済ませて、早めに休みましょう。

【2日目・午前】感動のデザートサファリへ

熱気球ライド

熱気球ライドでは砂漠にガゼルやオリックスなど野生動物の姿を見られることも

ドバイ2日目は、旅のハイライトの1つ、デザート(=砂漠)サファリへ。実はドバイはそのほとんどが砂漠です。市街から車で1時間も走れば、砂漠の真ん中に到着。人工的なきらびやかな街とナチュラルな風景とのギャップもまた、ドバイの魅力なのです。

今回は、デザートサファリのアクティビティツアーを行っているバルーン・アドベンチャーズ・ドバイの「シェアードホットエアバルーン」を体験しました。
 
ドローンショー

文字や絵をつくるかわいいドローンショー

気球は朝の空気が安定している時間に行うのが一般的。まだ夜も明けきらないうちにホテルを出発します。取材は3月でしたが、砂漠の朝はビックリするほどの寒さ。防寒対策はしっかりとしてくださいね。もてなしのコーヒーとデーツで目を覚ましつつ、ドローンショーを見ていたら、すぐに夜も明けてきました。
 
ドバイの熱気球ライド

車よりずっと大きな気球がふくらんでいく様子は圧巻! 「シェアードホットエアバルーン」は6人乗りから20人乗りまでがある

太陽が昇ると、あっというまに気温が上がり、気球ライド中は快適です。
 
ドバイの熱気球ライド

熱気球ライドが見せてくれる世界は非日常の極み

気球から見えるのは、「世界は広い」と実感できる絶景です。取材時は風も少なく、とても安定していました(もちろん、風が強いのに無理して飛ぶことはありません)。
 
熱気球ライド

熱気球ライドは地上約1200m上空まで上がる

砂漠といっても冬なのでところどころ緑が生えていて、想像していた砂漠とはまた少し違いました。時折、バルーンに火を入れるゴオーッという音がする以外は無音で、ただひたすらに穏やかで美しい時間が流れています。
 
ドバイの砂漠ドライブ

摩天楼の中心部とはまったく違う景色が広がる

約1時間の大空散歩のあとは、砂漠のキャンプで朝ごはん! 会場まではヴィンテージランドローバーで砂漠を疾走し、ちょっとした冒険気分です。
 
砂漠キャンプでの朝食

砂漠キャンプでの朝食! ちゃんとセッティングされている

砂漠の真ん中に突如現れるキャンプが朝食会場です。 
ドバイの砂漠キャンプでの朝食

砂漠の朝食。シャクシュカなどアラブらしい料理も並ぶ

朝食はブッフェスタイルで、好きなものを好きなだけ食べられます。
 
ドバイのキャメルライド

ラクダに乗るときは台もあり、サポートもあるのでご心配なく!

キャンプの横では、キャメル(ラクダ)ライドも楽しめます。ラクダは立ち上がるときとしゃがむときの衝撃が大きいので、ぜひスリルも楽しんでみてくださいね。

今回は早朝発のツアーでしたが、夜に砂漠に泊まってからの気球体験や貸し切りなどもあるので、スケジュールや興味に合わせて選んでみてください。

【2日目・午後】ホテルでのんびり&再び街へ

Wドバイ-ミナセヤヒ

取材時に滞在したホテル「Wドバイ-ミナセヤヒ」。プールやスパも充実

充実のツアーを終えて戻ってもまだ昼前。朝早くから行動すると1日が長くて得した気分! しばしホテルで小休止。せっかくなら宿泊ホテルのプールやスパも楽しんでみては?
トップゴルフ・ドバイ

週末は行列ができる大人気スポット「トップゴルフ・ドバイ」

夕方からはまたおでかけ。16:00過ぎに向かったのはエミレーツゴルフ場。この中にあるスポーツ&エンターテイメント施設「トップゴルフ・ドバイ」は、テクノロジーを駆使したミニゴルフゲームが可能。テンションとしてはボウリングに近く、みんなで行くと盛り上がりますよ。  その後は夕食をとり、ホテルへ。いよいよ明日は観光やアクティビティが楽しめる実質最終日です!
 

【3日目・午前】最終日!最新ウェルネススポットへ

アトランティス・ザ・パームのロストチェンバー水族館での朝ヨガ

まさに水中にいるような気分を味わえるシチュエーション

3日目はトレンドスポットへ。2023年は「ウェルネスツーリズム」という健康志向の旅スタイルが注目されていますが、ドバイにも健康や美にうれしいスポットが多数。朝一でロスト・チェンバーズ水族館(アトランティス・ザ・パーム内)での「アンダーウォーターヨガ」に参加すれば、すっきり1日をはじめられます。
ドバイの「オーラ・スカイプール」

「オーラ・スカイプール」。絶景を見ながら水中で足ったり歩いたりするだけでも健康的

高さ世界一の360度見渡せるインフィニティプール「オーラ・スカイプール」もおすすめ。日によっては、ここでもヨガなどのウェルネスプログラムを楽しめます。

【3日目・午後】定番ショッピング&ラストディナー

ドバイ・モール

1200以上ものお店があるドバイ最大のモール「ドバイモール」。ダイソーや無印良品も入っている

旅の最後はショッピングもお忘れなく。毎年1億人以上が訪れる世界最大級のショッピングモール「ドバイモール」でお土産ハンティングとまいりましょう。 
 
デーツ専門店「bateel(バティール)」

デーツ専門店「bateel(バティール)」。量り売りで好きな量を購入できる

おすすめはデーツ専門店の「bateel(バティール)」。デーツはなつめやしの実で、最近は栄養たっぷりのスーパーフードとして日本でも人気を集めています。
 
パティスリー「VIVEL(ヴィヴェル)」

「VIVEL(ヴィヴェル)」の店頭には見た目もかわいい焼き菓子が並ぶ

おしゃれなお土産なら、パティスリー「VIVEL(ヴィヴェル)」。お茶やアラビアンスイーツは見た目にもキュートです。
 
ドバイ・ファウンテン

ドバイ・ファウンテン。ドバイモールでの買い物ついでに見られるので人気

ちなみにドバイモールでも、毎日18時から30分ごとに噴水ショー「ドバイファウンテン」を実施しています。こちらは世界で最も高い噴水ショーで、高さは最大150m! 世界で一番高い建物であるブルジュ・ハリファを背景にしたショーはとても絵になり、買い物ついでに見に来る人で毎回大にぎわいです。  
Avatara(アヴァタラ)のオープンキッチン

アヴァタラはオープンキッチンで調理している姿が見えるのも楽しい

ドバイは食の豊かさも魅力の1つ。在住者の8割以上が海外国籍だけあって、アラビア料理も世界の料理も選り取り見取り。手頃なストリートフードもありますし、インスタ映えするスイーツもいろいろ。予算や気分で選べます。

最後の夕食は、2022年に発売された中東初のミシュランガイドに、わずかオープン3カ月で掲載された話題店「アヴァタラ」で、特別感のあるディナーはいかが?
 
パパダム

インドの薄焼きせんべい「パパド」をユウガオやカボチャと合わせた一品。盛り付けもスタイリッシュ

楽しめるのはベジタリアン・インド料理のコース。全16品はそれぞれにストーリーや思いがあり、アートのような美しさ。五感が心地よく刺激されます。 食事を終えてホテルへ帰ったらパッキングして就寝。早朝の飛行機でドバイを発つと、その日の夜には日本です!
 

3泊4日でドバイを満喫するヒント

成田空港のエミレーツ航空のラウンジ「エミレーツ・ラウンジ」

成田空港のエミレーツ航空のラウンジ「エミレーツ・ラウンジ」

なかなかの弾丸ですが、現地でほぼ丸3日あるので、かなりの濃密さ。取材時も1週間くらい日本を離れていたような気分になりました。日程が短い旅なので、時間と体力は有効に使いたいもの。次のような手配をするのもおすすめです。

1. 送迎の手配をしておく
久々の海外、かつまだ眠い早朝着便。出発も早朝なので、空港からホテルへの送迎は手配しておくと安心かも。今回送迎をお願いしたのはエミレーツ・グループの「アラビアン・アドベンチャーズ」。空港送迎は日本語を話す担当者が出迎えてくれるので安心。送迎以外にツアー手配などもお願いできます(日本での問い合わせは、アラビアン・アドベンチャーズ日本総代理店ワールドコンパスへ)

2. 有料の空港ラウンジ利用する
エミレーツ航空の場合、エコノミークラス利用でも有料(100~150ドル程度※空港・条件により異なる)で、空港ラウンジの利用ができます。羽田便は早朝発なので不要かもしれませんが、成田や関空発着は復路の深夜便で利用するのも一手。ラウンジはシャワーもあり、食事もとれます(シャンパンも飲み放題!)。ホテル延泊よりお得なケースが多いので、レイトチェックアウトができない場合などにも便利です。


3泊4日で大満足のドバイ旅行。今回のプランはあくまで一例ですが、街歩き以外にヨットクルーズやデザートサファリといったアクティビティも多めに入れたのがポイントです。ぜひプランニングの参考にしてみてください!

ドバイの観光情報HP:Visit Dubai
取材協力:ドバイ経済観光庁
※取材内容は2023/3取材時のものです。最新の料金やスケジュールはHPで確認してください。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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