年金・老後のお金クリニック

遺族年金をもらっていますが、月8万8000円の収入があります。厚生年金保険料は払わなければなりませんか?

老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は遺族年金をもらっている人がパートをした場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

拝野 洋子

執筆者:拝野 洋子

ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士 / 年金・社会保障ガイド

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老後のお金や生活費が足りるのか不安ですよね。老後生活の収入の柱になるのが「老齢年金」ですが、年金制度にまつわることは、難しい用語が多くて、ますます不安になってしまう人もいるのではないでしょうか。そんな年金初心者の方の疑問に、専門家が回答します。今回は遺族年金をもらっている人がパートをした場合についてです。年金についての質問がある人はコメント欄に書き込みをお願いします。

Q:遺族年金をもらっていますが、厚生年金保険料は払わなければなりませんか?

「私は遺族年金をもらっていますが、パートで月8万8000円の収入があります。厚生年金保険料は払わなければなりませんか?」(イヤイヤさん)
遺族年金をもらっていても、厚生年金に加入するの?

遺族年金をもらっていても、厚生年金に加入するの?

A:厚生年金の適用事業所で一定の要件を満たして働く場合、厚生年金に加入し、厚生年金保険料を支払うこととなります

遺族年金を受給していることと、厚生年金に加入する・加入しない、とは関係がありません。遺族年金を受給していても、原則として勤務先が厚生年金の適用事業所(厚生年金の被保険者が101人以上)で一定の要件を満たして働く場合は、厚生年金に加入して厚生年金保険料を支払うことになります。

具体的には、以下の一定要件をすべて満たした場合、厚生年金に加入することになります。
・週の労働時間が20時間以上
・雇用期間が2カ月以上見込まれること
・月収が8万8000円以上であること
・学生でないこと

もし、勤務先が厚生年金の適用事業所(厚生年金の被保険者が101人以上)であっても、厚生年金に加入したくない場合は、労働時間や収入を減らす必要があるでしょう。

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