鉄道/エリア別の鉄道旅行

関西の鉄道旅行(3ページ目)

私鉄王国と言われ大手私鉄がしのぎを削る京阪神地区。相次ぐ新線開業で、さらにパワーアップされた。負けてはならじとJR西日本もネットワークの充実を図る。ホットに競い合う関西の鉄道を紹介する。

野田 隆

執筆者:野田 隆

鉄道ガイド

圧倒的な巨大ターミナル群

阪急梅田駅
梅田から神戸、宝塚、京都方面へ向けて3本の電車が同時に発車していく様子は圧巻だ
阪急梅田、南海なんば、近鉄の大阪上本町は、いずれもヨーロッパの大都市の終着駅を思わせる行き止まり式の巨大なターミナルとなっている。東京の私鉄は、ほとんどが一路線のみのターミナルのため、複数の路線が同じ屋根の下に収まった関西私鉄の終着駅には圧倒される。

阪急梅田駅
同じような小豆色の電車がずらりと並ぶ様は壮観だ
特に阪急の梅田駅は、京都本線、宝塚本線、神戸本線の三つの路線が出入りし、10面9線のホームは、JR以外では最大規模だ。シックな小豆色の電車がずらりと並び、同時に三方向への電車が発車する様子には圧倒される。
南海ラピート
異様なスタイルの関空アクセス特急「ラピート」
南海なんば駅は和歌山や関西国際空港へ向かう本線系統と高野山へ向かう高野線の二路線が利用する9面8線の規模だ。通勤電車の他、世界遺産で注目度が増した高野山へ向かう有料特急や関西国際空港へのアクセス特急「ラピート」が発着する。中でも「ラピート」の奇抜なスタイルには誰もが度肝を抜かれるだろう。

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