人間関係

嫌な予感が的中。結婚10年、サバサバ義母と同居したら「すごいこと」が待ち受けていた…

双子の妊娠をきっかけに、結婚10年目にして義母と同居。出産前のあわただしさの中で暮らしのルールを曖昧にしてしまったことや、義母の性質を知らなかったことで、その後の子育てと仕事の両立が予想外の大変さに。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

結婚してしばらくたってから夫の親と同居する場合、それまでの生活習慣を変えるのは大変なこと。お互いに干渉し合わないなど精神的なルールを決めておいたほうがいいのはもちろんだが、意外な落とし穴もある。
夫もフォローはしてくれるけど

夫も義母との関係をフォローはしてくれるけど 

さっぱりした性格の義母だけど

「私が義母と同居したのは結婚してから10年経ったころなんです」

そう言うのはリカコさん(43歳)だ。28歳のとき、長く友人だったワタルさんと結婚した。フリーランスで働くワタルさんは、収入が安定していなかったのでリカコさんの扶養に入っていた時期もある。だからなかなか子どもを持つことができなかった。

「夫の収入も少しずつ安定してきた30代後半になって、ようやく妊娠したんですが、なんと双子。私は早く職場復帰しなければいけないし、どうしたらいいんだろうと思っているとき、義母が『同居してもいい』と言い出したんですよ」

夫の父はすでに亡く、当時60代半ばの義母は、週に3日、パートで働きながらひとりで気楽に暮らしていた。

「義母はサバサバした性格で、義父が亡くなったときも『これからはひとりでのんびり暮らせるわ』と泣き笑いしていました。夫には妹がいますが、遠方で家庭を持っているのでなかなか会えない。私たちも共働きだから数カ月に1回会えればいいほう。でも義母は『私には友だちもいるし、好きなように生活するのがいちばんいい』といつも言っていたんです。でも双子だと知って、それは大変!と思ったらしい」

リカコさん夫婦はあわてて住まいを探し、中古ながらいいマンションを見つけて手を打った。義母は自宅を売りに出して頭金を作ってくれた。

「その時点で、私たち夫婦が義母の面倒を一生見ると覚悟したようなものですよね。実際には私、双子を産んでいつなら職場復帰できるか、そればかり考えていました。義母のことを最後まで見るという発想はなかった」

なんとか広めの自宅を確保して安定期に引っ越し、そこから出産まではバタバタした日々だった。

>中途半端な取り決めが招いた結果
  • 1
  • 2
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます