2万5000件の「いいね」がついたこのつぶやきには、女性たちからさまざまな声が寄せられた。そして「ふと気づいたら、この件、モヤモヤするよね」と話題になっている。外出してたらケータイに義父から鬼のように着電。仕方なく出たら「理子?」って言うから、「三郎? なんか用?」って答えたら会話が止まった。このまま春まで止まってほしい
親からは「ちゃん付け」で呼ばれているのに
「結婚して7年ほど経ち、子どもがふたりになったとき、共働きの私たちを見かねて義父母が『近くに越してきたら?』と言ってくれたんです。少し気が重かったけど、私は地方出身で身内が近くにいないし、義母に手伝ってもらえるならありがたいと、夫と話し合ってその言葉に乗ることにしました」カエさん(40歳)はそう言う。30歳のときに同い年の彼と結婚、33歳で長男を、37歳で長女を出産した。
「それまでは頻繁に夫の両親と接触する機会がなかったし、義父母も遠慮して私のことを“さん付け”で呼んでいたんです。でも子どもを産んで近くに住むようになったら、義父母ともに『カエ』と呼び捨てになった。違和感がありましたね。夫にそう言ったら、『本当の親子のように思っている証拠だよ。何がいけないの?』とまったくわかってない。実家では両親も祖父母も『カエちゃん』と呼んでくれていたので慣れることができなかった」
シンイチという名の夫は、父親からは「シン」、母親からは「シンちゃん」と呼ばれている。なのに、どうして自分は呼び捨てなのか。
あるとき、子どもふたりを実家に迎えに行くと、義母が「カエ、最近、遅いんじゃない? 子どもより仕事が大事なの?」という言葉をいきなりぶつけてきた。残業が続いて、一番後ろめたさを感じていたのはカエさん本人だ。夫が迎えに来ることだってできるのに、カエさんが残業だというと「自分もだ」と夫は必ず言う。そして実家にカエさんを行かせるのだ。それにいらついてもいた彼女は、つい怒りを見せてしまった。
「ずっと我慢してきたんですけど、私、親にも呼び捨てされたことがないんです。呼び捨て、やめてもらえませんか?と言っちゃったんですよね」
義母の表情が固まったのは見てわかった。
>強烈な嫌味を込めた呼び方が次々に