ED治療薬で9割の人が満足感を得ている
ED治療薬について経験者の9割近くが「服用して良かった」と回答
とはいえ、ED治療薬に対しては、「抵抗がある」「薬を飲むほどでもない」「何となく格好が悪い」……といった理由で、ハードルの高さを感じている方も少なくないのではないでしょうか。そこで今回は、ED治療薬を服用することで、具体的にどういった変化があるのかを詳しく見てみましょう。
ED治療薬で「勃起力」「満足度」「挿入時間」はどの程度変化する?
■ED治療薬で最も「勃起力増」を感じるのは30代前回の記事同様、ここでは、ED治療薬服用経験のある835人の方を対象に実施した調査結果を紹介していきます。まずは、ED治療薬を服用して、勃起力が増したかどうか。この質問には、全体の約88%の人が「勃起力が増した」と回答しました。
特に注目したいのが30代。「勃起力が増した」という回答が93%を占め、とりわけ「凄く増した」と感じた人の比率はトップになっています。このことから、ED治療薬の服用で最も勃起力向上を実感しやすいのは、30代ということになります。その一方で、70代でも9割以上が「勃起力が増した」と回答。若い方はもちろん、高齢の方にも効果があることが証明されました。
■性行為そのものの満足感は増す?
勃起力が高まれば、性行為そのものの満足度も増すのでしょうか? これには、約80%の人が「満足度が増した」と回答しています。
すべての年代で「満足度が増した」という回答が上位を占めているものの、その割合は、20~40代では84.3%、50~70代では77.6%となっています。若い年代の方が、ED治療薬でより高い満足度を得られやすい傾向にあるようです。また、満足度増の回答が比率的に最も高かったのは、やはり30代。勃起力が高まれば、必然的に性行為そのものの満足度も増しやすいということなのでしょう。
■挿入時間の長さは年代によってバラつきが
続いて、ED治療薬服用により、挿入時間に変化があったかどうかを質問。この回答は、年代によって少々差がありました。
どの年代でも「挿入時間が長くなった」が最も多い回答ではあるものの、その割合にはバラつきがあります。20~30代では79.4%、40代では70.1%が「長くなった」と回答したのに対して、50~70代では61.4%に留まりました。
挿入時間が延びる理由には、勃起力が高まり中折れしづらくなったことの他に、ED治療薬によって、射精するまでの時間が長くなった可能性も否定できません。次の項目では、ED治療薬で射精を遅らせることができるかどうかの調査についてご紹介します。
ED治療薬は早漏防止も期待できる!
「ED治療薬を服用して、射精に至るまでの時間に変化はありましたか?」。この質問に、20~30代の68.9%が「遅くなった」と回答しました。この年代で早漏の悩みを抱えている人は、早漏防止の目的でED治療薬の服用を検討してみてもいいかもしれません。EDと早漏の両方で悩んでいる方にとっては、同時に解決できる可能性があるED治療薬は、まさに一石二鳥のアイテムと言えるでしょう。若い年代に限らず、40代以上でも、ED治療薬服用で射精時間が遅くなったと感じている人が半数を超えています。実際に、ガイドのクリニックに来院される患者さんからも、「ED治療薬で早漏気味が解消された」という話をよく耳にします。早漏でお悩みなら、一度、ED治療薬を試してみる価値はあると思います。
生殖器維持のメンテナンスにもED治療薬が効果を発揮
以前から、ガイドのクリニックに来院される患者さんより、「ED治療薬を飲んだ翌日は朝勃ちがスゴい」という声を多く聞いていました。そこで改めて調査をしたところ、20~30代では86.1%、40~50代は73.7%、60~70代は70.4%、全体では77%の人が、ED治療薬を服用した翌日は朝勃ちがいつもより硬くなったと回答。ある程度は予想していたものの、これほどまでに多くの人が「硬くなった」と感じていることに驚きました。そもそも朝勃ちとは、どのようなメカニズムで起こるものなのでしょうか? ご存知の方も多いかもしれませんが、睡眠は、深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を90分ごとに繰り返しています。ノンレム睡眠は脳や身体の回復、免疫機能の向上、成長ホルモン分泌などの役割があり、レム睡眠は、思考や記憶の整理といった脳の活動を促すと同時に、生殖器維持のためのメンテナンスとして勃起をさせる役割があります。これを「夜間勃起」といい、この夜間勃起中に目覚めるのが「朝勃ち」の状態です。
朝勃ちがいつもより硬くなるということは、寝ている間の夜間勃起も同様に硬くなっているはずですので、生殖器維持のメンテナンスがより有効に行われていることのあらわれといえるでしょう。
ED治療薬は生活改善薬。もっと気軽に受診しよう
ED治療薬を服用するという選択肢を検討してみよう
生活習慣の改善でEDが治る場合もありますが、そうでない場合、ED治療薬が大きな助けになることは、この記事でもご説明した通りです。人はそもそも、刺激がないことには興奮しません。ED治療薬は、人生を楽しく生きるための生活改善薬の一つ。あくまで勃起するきっかけを与えてくれるものですから、そこまで難しく考える必要はないのです。もし少しでも不安があれば、気楽な気持ちで、ED治療薬を服用するという選択肢を検討してみてください。そして、購入する際は必ず、正規品を取り扱う医療機関に足を運ぶようにしましょう。
ちなみに、過去の別の記事では、理想的なセックスの頻度や挿入時間についての調査結果を紹介しています(早漏は何分から?理想的な性行為の頻度は?男女の「ホンネ」調査から見えたもの)。男女それぞれの視点から、セックスの「ホンネ」をリアルに分析していますので、ED治療薬を検討するにあたって、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。
※参考情報:浜松町第一クリニック│日本のED(勃起不全)有病者数調査2022
https://www.hama1-cl.jp/internet_research/Japan_ed_population.html
■調査概要
・集計期間:2022年8月17日~19日
・調査方法:インターネット集計
・調査対象:全国の20~79歳(5歳階級別) 男性 合計6,000名
※2022年データ:令和4年1月1日住民基本台帳年齢階級別人口に有病者割合を掛け算出
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