亀山早苗の恋愛コラム

知らない女性から届いた夫の寝顔写真で“黒”判定。「別居」2年で壊れた夫婦関係に意外な変化

離婚を視野に入れて別居を選択する場合、最終的には離婚に至るケースが多い。それでも、なかには物理的な距離と時間を経て再構築するケースも……。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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離婚を視野に入れての別居。多くの場合、そのまま財産分与などを経て離婚に至るものだが、なかには別居したことで冷静になり、関係を再構築する例もある。稀有なことかもしれないけれど、時間を置いてふたりの関係を見つめなおすと、新たな何かが見えてくる可能性もあるのではないだろうか。
 

夫の浮気で「一発アウト!」

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2年半ほど前、夫の浮気が発覚したと話すケイさん(43歳)。結婚して10年、ひとり娘は現在8歳になる。

「結婚したのは33歳のときですが、付き合い始めたのは私が25歳のとき。彼は24歳でした。彼は人に流されやすいところがあって、頼りがいはありません(笑)。まあ、でも私は人に頼らない性格だから、そこに問題はなかった。彼の優しささえあれば、たとえ何かあっても私が何とかするから、頑張ってついておいで、というような関係でした」

8年、付き合うことによって彼も成長した。頼りないところは変わらないが、仕事への熱心な姿勢には彼女も一目置くようになっていた。だから結婚に踏み切ったのだ。それまでいいかげんに見えていた性格も、すっかり大人として信頼できるものに変わっていた。

「子どもが生まれてからも夫は大活躍でした。睡眠時間を削って私を労ってくれたし、保育園の送り迎えもなるべくやるからと言ってくれて。娘を連れて帰ってきて、再度、会社に出ていくこともありました。申し訳ないと思いながらも、産後、体調不良になることも多かったので甘えていたんです」

娘が半年後に小学校入学というころ、夫の言動がおかしくなった。ちょうどコロナ禍でリモートワークになっていたころだ。夫も在宅が多かったが、週に1日出社が2日となり、3日となった。実際には週1日だったのだが、そうやって嘘をついて10歳年下の恋人に会っていたのだ。

「彼女とは1年続いていたそうです。私が知ったのは、彼女から連絡があったから。『奥さん、どうして別れてくれないんですか。もう私、待ちくたびれちゃって』と電話口で言われて、目が点になりました。彼女は妊娠しているとも言っていた。帰宅した夫にそのことを伝えたら、あたふたして『男女関係はない』と言い切りましたが、彼女からは夫が彼女の家で寝ている写真なども送られてきて……」

夫は認めなかったが、ケイさんは黒と判定、夫も異議を唱えなかった。

>離婚を急ごうと「黒」判定の夫に伝えると……
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