「ジャンク品」で探している人は多い
「ジャンク品」は家電に使われることが多い言葉で、故障して動かない状態を意味します。他に充電がなくなり電源が入らないので動くかどうか確認ができていない商品にも使われたりします。要するに、「買ったとしても使えるかどうかは分かりません」ということです。プラモデルなど、途中で作るのを諦めたものや、パーツが一部なくなっているものに対しても「ジャンク」を使うことがあります。この場合、「完全な形ではない」という意味合いになってきます。
それでもジャンク品が売れるのは、壊れていても修理ができる、家電本体ではなくパーツがほしいと思うユーザーが買うからです。修理をすれば自分で使うこともできますし、売ることも可能でしょう。
パーツに関しては「部品どり」といわれますが、例えばすでに生産終了になってしまった家電のパーツを探している場合もあります。上記のプラモデルでいえば、オリジナルのプラモデルを作るためにパーツを買うこともあると聞きます。
このような需要があるために、「ジャンク」で検索をするユーザーも少なくありません。ということは「壊れています」「動きません」の他に「ジャンク」と書いておけば、検索に引っかかりやすくなるということです。
「ジャンク品」は販売価格が安い
「ジャンク品」は動かない、あるいは動くか分からない商品なので、価値が下がってしまう傾向にあります。そのため販売価格は安くなります。もちろん、特殊なものでなかなか手に入らないレアものであれば高く売れるかもしれませんが、一般的には「訳あり」と判断されます。「安い」というイメージがあるので、あまり強気の価格で出品しても売りにくくなってしまいます。早く売り切りたいなら「ジャンク」を付けてもよさそう
一方で早く売り切ってしまいたいものは商品名に「ジャンク」を付けて出品してもよさそうです。例えば引っ越しで出た使わない家電などです。保管しておく時間やスペースを考えると、できるだけ早く売ってその場からなくしたいものになってくるので、「ジャンク」を売り文句として価格を下げつつ出品すると、買い手がつきやすくなるでしょう。「ジャンク」を付けないほうがいい商品は?
逆に、商品名に「ジャンク」を付けないほうがいい商品としては、以下のようなものが挙げられます。■「新品」「状態が良い」商品
新品や状態が良い商品には「ジャンク」は付けないほうがいいです。それらの商品は、新品や状態が良いことが価値となり、販売価格を上げることができます。たとえば「新品ですが、長く自宅保管をしています。動作確認をしていないのでジャンクと考えてください」と書いてしまうと「ジャンク品なのだな」と誤解される可能性もありますし、紛らわしくなってしまいます。「ジャンク」を付けるならば、安く売ってもいい本当に壊れているものが基本になってきます。
■野菜や果物などの食品
メルカリには食品もたくさん出品されていますが、食べ物に「ジャンク」が付いているのは見たことがありません。食品も傷があったりサイズがバラバラであれば、ある意味「ジャンク」なのかもしれませんが、ジャンクというと家電をイメージするので、食品では違和感があるからかもしれません。食品の場合は「訳あり」が「ジャンク」と同じ意味になってきます。食品に付けるならば「訳あり」のほうが安くてお得なイメージが強くなってきます。
漫画のセットは「ジャンク」から「全巻セット」に直して出品
漫画のセットで途中の1巻だけがない場合は「歯抜け」といわれて、これも「ジャンク」の一種と考えることもできます。でも漫画の場合には、ジャンクで出品するよりも、歯抜けを買って全巻セットにした方が売れやすくなります。抜けている部分は中古でもいいですから、揃えることを考えましょう。もし話が続いているならば、最新刊まであった方が1冊あたりの販売価格が高くなる傾向があります。もちろん漫画のタイトルにもよりますが、他の出品物がどのくらいで販売されているのかを見極めて、最新刊を買うかどうかを決めていきましょう。